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注目銘柄ダイジェスト(前場):アドバンテスト、安川電機、Dガレージなど
*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):アドバンテスト、安川電機、Dガレージなど
アドバンテスト<6857>:1287円(前日比+65円)
急反発。来期の損益分岐点を今期見通しから約200億円引き下げ、1200億円程度にするとの報道が買い材料視されている。一般経費や人件費を圧縮するほか、研究開発を進めている一部事業の中止なども検討するもよう。構造改革に対しては消極的なイメージが強かった同社であるだけに、ポジティブなインパクトへとつながっているようだ。
安川電機<6506>:1377円(同+61円)
大幅反発。バークレイズでは投資判断を新規に「オーバーウェイト」、目標株価を1600円としている。モーションコントロールやロボット事業は競争優位性が高く、海外展開や新規事業に伴う業績拡大余地は大きいと判断しているようだ。過小評価の背景となっている太陽光パワコンの受注減速懸念だが、来年始めには回復の目途が立ち、来期には売上拡大と利益率改善が予想されると。
住友重機械工業<6302>:458円(同-24円)
大幅に3日続落。メリルリンチ(ML)では投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価は515円から425円に引き下げている。来年公表予定の中期経営計画に対する期待値を低下させているほか、来期以降は業績回復も前回ピークまでの回復は難しいと考えているもよう。国内事業の低迷こそ解決すべき課題であると指摘している。
JIN<3046>:3950円(同-180円)
大幅安。前日に発表した月次動向がマイナス材料視されている。既存店売上高は前年同月比24.5%減と前月の同8.1%減との比較でも大幅なマイナスに、全店売上高も同4.6%減とマイナスに転じている。足元ではマイナス傾向が強まっていたが、減少率の一段の拡大に伴って、先行き懸念が強まる状況へ。クレディ・スイス(CS)では、9-11月の既存店増収率は会社計画線だが、10、11月に楽天のECモール経由で割引販売を行っており、一時的な利益率の押し下げ要因になる可能性があると指摘。
クスリのアオキ<3398>:5900円(同+720円)
急伸で上昇率トップ。前日に発表した業績予想の上方修正が好感されている。上半期営業利益は21.8億円から29.9億円に、通期では44.9億円から52.8億円に増額修正へ。9-11月期では前年同期比85%増益となる格好で、サプライズが強まる状況のようだ。店舗の全面改装や商品構成の見直しなど、既存店の活性化効果が奏効とみられている。
日本金銭機械<6418>:2126円(同-50円)
マイナス圏に転じる。前日にカジノ法案が国会に提出された。国内でのカジノ解禁が一段と現実味を増す中、カジノ施設向けの販売増が期待される同社には期待感が高まる格好になっていた。ただ、今国会での国会提出は相当程度織り込まれていたと見られ、買い一巡後は利益確定売りに押される展開となっている。
積水ハウス<1928>:1379円(同+2円)
もみ合い。同社は前日に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は805億円で前年同期比56%増と大幅増益になっている。ほぼ想定線とみられ、株価インパクトは強まる状況になっていないようだ。依然として消費増税前の駆け込み需要に対する警戒感は根強いが、11月の受注は前年同月比9%減と、市場想定よりも小幅な落ち込みにとどまる格好に。
アルチザ<6778>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。今期の営業利益見通しを1.0億円から1.5億円へ、最終利益見通しを1.1億円から1.4億円へとそれぞれ上方修正したことが買い材料視されている。スマホ向けの基地局機能を検査する計測器の販売が好調であることなどが背景。四季報予想の営業利益は1.3億円が見込まれており、想定以上の上振れがポジティブ材料視されている。
テラ<2191>:2760円(同+98円)
大幅高。ヘリオス社(旧:日本網膜研究所)と業務提携し、iPS細胞を用いたがん免疫細胞療法の開発に向けた検討を開始すると発表したことが材料視されている。ヘリオスが有するiPS細胞を臨床応用するための技術・ノウハウと、同社が有するがん免疫細胞療法に関する技術・ノウハウを融合するもようで、協業に対する期待感が高まっている。
Dガレージ<4819>:2360円(同+15円)
反発。子会社のイーコンテクスト・アジアが、香港取引所に上場すると発表したことが材料視されている。イーコンテクスト・アジアは、オンライン決済事業を展開する。中国やインドネシアなどアジアでの事業拡大を視野に入れ、香港での上場を決めたようだ。なお、上場予定日については、今月19日となっている。《KO》
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