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【木村隆のマーケット&銘柄観察】アイシン精機は今期最高益更新が有力、増額先取り人気が高まる
アイシン精機 <7259> の出直りを先取りしたい。自動車部品株の指標株であるデンソー <6902> がここへきて新展開入りを果たした動きを踏まえると、自動車部品株の中でも成長性では上位にランクされる同社に人気が波及してくることが想定される。
中間決算発表時に今2014年3月期の業績上方修正が期待されていたが、営業利益1700億円(前期比14%増)の従来見通しが据え置きとなり、株価的には失望人気を誘い、デンソーあたりの動きについていけない要因になっている。しかし、決算発表後もアナリスト筋のレーティング最上位、目標株価引き上げが相次ぎ、足踏みの株価とのギャップが大きくなってきている。従って、年明けの第3四半期累計決算発表時には今期増額修正が具体化の方向が予想され、株価は一足早く増額先取りの相場に転換しそう。
乗用車用オートマチックトランスミッションを手がける連結子会社アイシンAWが業績上伸の牽引役となる。高採算の乗用車用オートマチックトランスミッションはトヨタ向けが伸張するほか、フォルクスワーゲン・アウディ向けなどに拡販が進んでいる。今後は新興国での装着が進展するものと思われる。さらに、環境ではオートマチックトランスミッションやハイブリッド車用トランスミッション、安全ではアクティブリアステアリングなどの制御サスペンションシステムなど、成長を促進する新製品も控えている。
今3月期の営業利益は2008年3月期のピーク利益1804億円を更新の可能性が強く、来期以降もそうした基調を維持する見通し。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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