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4日の中国本土市場概況:上海は約3カ月ぶりの高値、金融改革期待や外資の買い観測
記事提供元:フィスコ
*17:02JST 4日の中国本土市場概況:上海は約3カ月ぶりの高値、金融改革期待や外資の買い観測
4日の中国本土市場は続伸。上海総合指数は前日比29.09ポイント高(+1.31%)の2251.76、深セン成分指数は同108.29ポイント高(+1.28%)の8600.82で取引を終えた。売りが先行した後はじりじりと上げ幅を拡大させた。上海総合指数はこの日、終値ベースで9月12日以来の高値を更新した。
外資が銀行株を中心に買い増しているとの報告が好感されたほか、金融改革に対する期待が高まっていることが買い安心感を与えた。中国人民銀行(中央銀行)の上海支店が「上海貿易自由区」の金融緩和措置を3カ月以内に確定する方針を示したほか、外資による先物取次業者への出資が認められると報じられた。
政策面では、政府が次世代農業や通信分野などに対する支援を拡大するとの観測や、工業用地を含む農村集団建設用地の市場参入が中国共産党中央政治局会議で取り上げられたことが不動産など関連銘柄の物色手掛かり。また、新型の都市化推進計画の実施なども支援材料となった。
統計によると、適格海外機関投資家(QFII)は9月に入ってから計21億7000万元のA株を取得し、うち2億4700万元は銀行セクターに投入されたという。A株の割安感に加え、中国の経済指標が堅調だったことなどが外資の流入を加速させていると分析された。《KO》
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