関連記事
中国に接近する英国のてん末は?完工実績1件の不動産会社にロンドン開発
*09:45JST 中国に接近する英国のてん末は?完工実績1件の不動産会社にロンドン開発
中国が防空識別圏を一方的に設定するなど、東アジアでは地政学リスクが高まっています。米国のB52爆撃機が識別圏の発表直後に圏内パトロールを実施したほか、日本の自衛隊や韓国軍も中国への通報なしに識別圏内を飛行。
対する中国も28日、圏内に複数の戦闘機と早期警戒機を派遣しました。中国国防省のウェブサイトによると、これは「通常の巡回業務」で「国際慣例に則った防衛行動」だそうです。
経済的に力を強める中国ですが、国際社会での振舞いや国内での人権抑圧などの爆弾も抱えています。ただ、巨大市場である中国との経済交流を断絶するのは現実的ではなく、こうした地位を中国の軍部や政治化が利用しているのは明らかです。
さて、その中国に急接近を図っているのが英国。先月にはオズボーン財務相とジョンソン・ロンドン市長が中国を訪問したばかりですが、来週にはキャメロン首相も同国を訪れる運びです。習近平体制になってから英国首相が中国を訪問するのは初めてで、イングランド北西部への積極投資などを呼びかけることとなっています。
具体的にはマージーサイド開発に中国企業が1億7500万ポンド(約300億円)を投資。投資するのは森華(Sam Wa)という企業ですが、会長の邵瀚萱氏には過去の“いわく”がつきまといます。報道によると、同会長は2008年に香港で破産申請を提出した後に名前を変え、中国本土で古い名前を使って複数の企業を登記したようです。
また、ロンドン、ドックランドでの不動産開発プロジェクトについても様々な疑念が立ち上がっています。ここにオフィスビルを建設する予定の中国企業アドバンスド・ビジネス・パークが持つ実績は完工物件1件のみ。しかも、この1件の立地は北京から遠く離れた過疎地に当たるそうです。
実利を取る英国の外国通商政策は今も昔も変わりませんが、もう少し事前調査(デューディリジェンス)をした方が良さそうですね。
(フィスコ・リサーチ・レポーター)《RS》
スポンサードリンク

