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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クリナップの週足チャート抜群、9年ぶりの1500円水準目指す
システムキッチン大手のクリナップ <7955> の株価は、足元で年初来高値を更新した。直後に一旦反落したが、今期(14年3月期)好業績を評価する流れに変化はなく、上値を追う展開だろう。
厨房部門のシステムキッチンを主力として、システムバスルーム・洗面化粧台なども展開している。中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げて、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンの市場シェア上昇、全国102カ所のショールームへの集客強化、リフォーム需要の取り込み、総合競争力強化などを重点施策としている。
11月7日発表の今期第2四半期累計(4月~9月)連結業績は前年同期比8.6%増収、同61.0%営業増益、同66.0%経常増益、同64.2%最終増益だった。売上高、利益ともに期初計画を大幅に上回った。新設住宅着工件数の堅調推移も追い風として、システムキッチンやシステムバスの販売数量が想定以上に伸びた。原価低減効果も寄与した。セグメント別売上高を見ると厨房部門は456億37百万円で同9.4%増収、浴槽・洗面部門は115億14百万円で同3.8%増収だった。
通期の見通しは11月7日に増額修正した。売上高は27億円増額して前期比7.0%増の1215億円、営業利益は10億円増額して同22.0%増の58億円、経常利益は10億円増額して同25.8%増の55億円、純利益は4億50百万円増額して同19.7%増の30億円とした。消費増税前の駆け込み需要も追い風となり、販売数量の増加、高付加価値商品の好調、原価低減などが寄与する。西日本地区の生産体制強化に伴う償却負担増加やショールーム改装費用などを吸収して増収増益見込みだ。
通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.3%、営業利益が64.9%、経常利益が64.8%、純利益が70.6%と高水準である。依然として保守的な会社予想であり、通期再増額の可能性が高いだろう。なお配当予想も増額修正し、前回予想の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)に対して4円増額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)とした。前期との比較で見ると年間5円の増配となる。
株価の動きを見ると、9月中旬以降は概ね戻り高値圏の800円台後半で推移している。そして11月21日には888円まで上伸して5月の高値880円を突破した。年初来高値更新直後に一旦反落したが、好業績を評価する流れに変化はないだろう。
11月22日の終値856円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS64円39銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.7倍近辺である。
週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。上値は年初来高値圏の880円近辺にフシの形だが、11月21日に年初来高値を更新して三角保ち合いから上放れの動きを強めている。今期好業績に加えて指標面の低PBRにも評価余地があり、保ち合い上放れて一段高の可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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