株式市場で日本人のデフレマインドはまだ変わっていない

2013年11月25日 08:09

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記事提供元:フィスコ


*08:09JST 株式市場で日本人のデフレマインドはまだ変わっていない
先週日経平均株価は15300円台に乗せ半年間の三角保ち合いを上抜けした。しかし、11月第2週の投資主体別売買動向で明らかになったところによると、日本の個人は歴史的な1兆円を超える売り越しだったことが明らかになった。年でみても6兆円も売り越している。証券優遇税制が本年で終了するという影響もこともないではないが、節税対策「だけ」なら売って利益を確定した後、買い戻すはずである。バブル崩壊後基本的に株価は右肩下がりとなり、デフレ状況が続いたことを受けて、日本人は「株価は結局のところ下がる」というマインドにどっぷり浸りきっているようだ。現在、日本株を買っているのはほぼ外国人だけである。米国やドイツは「史上最高値」を更新し続けているが、日本はバブルがあったとはいえ(米国にもバブルはあった)最高値の2分の1を大きく下回る水準でグダグダしているのは寂しい限りだ。日本株の売買を見る限り、今のところ日本人の多くはアベノミクスによってもデフレ状況は変わらないと思っており、このマインドは相当強固なものであることが分かる。 足元では、海外勢はアベノミクスに期待しているが、日本人はさほど期待していないという構図は変わっていない。ただ、日本人の金融資産は全体で1600兆円ほどあると言われており、ほとんど預金・現金で眠ったままである。もしこのデフレマインドが少しでも逆方向に変化すれば、海外勢の期待と相まって想像を超えた光景が広がるだろう。《YU》

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