後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い材料株に短期資金の関心が向かう

2013年11月20日 12:22

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記事提供元:フィスコ


*12:22JST 後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い材料株に短期資金の関心が向かう

20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・金融政策イベント待ち、個人は材料系に集中
・ドル・円は100円06銭付近、中国人民銀行副総裁発言などを意識
・日コンベヤ<6375>など値動きの軽い材料株に短期資金の関心が向かう

■金融政策イベント待ち、個人は材料系に集中

日経平均は小幅に下落。15.05円安の15111.51円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えている。19日の米国株式相場は下げていたが、シカゴ日経225先物清算値は大証比60円高の15210円だったほか、為替市場ではドル・円が1ドル100円台を回復していることもあり、日経平均は3日ぶりに反発して始まった。公的年金改革で政府有識者会議が20日にまとめる最終報告書を前に、基本ポートフォリオ見直しに対する期待感なども手掛かり材料となった。

ただし、寄り付き直後に15209.67円と15200円を回復する局面をみせたが、その後はじりじりと上げ幅を縮めてマイナス圏に。円相場は再び100円を下回るなど、円高に振れたことも手掛けづらさにつながった。セクターでは、繊維、パルプ紙、ゴム製品、サービス、食料品、鉱業などがしっかり。一方で、石油石炭、保険、海運、銀行、電力ガスなどが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。また、19日に新規上場のANAP<3189>は買い気配で推移。今日上場のメディアドゥ<3678>とM&Aキャピタル<6080>ともに買い気配から始まっている。

日経平均は高値圏でのこう着が続いている。公的年金改革で政府有識者会議が20日にまとめる最終報告書を前に、結果を見極めたいとするムードもありそうだ。また、米国ではFOMC(連邦公開市場委員会)議事録の発表を控えていることや、日銀政策委員会・金融政策決定会合の結果と黒田日銀総裁の記者会見を見極めたいムードもありそう。

物色としてはシャープ<6753>、ドワンゴ<3715>、ソフトバンク<9984>、東レ<3402>など、材料が出ている銘柄に資金が集中しており、物色意欲は旺盛のようである。そのほか、年金改革では市場の関心が集まっていた「JPX日経インデックス400」構成銘柄には利益確定。一方、日経平均に採用されていながら、JPX日経インデックス400から漏れている銘柄には、買い戻しとみられる動きが見られている。

■ドル・円は100円06銭付近、中国人民銀行副総裁発言などを意識

ドル・円は100円06銭付近で推移。日経平均株価のマイナス転換などでドル・円の上値は重くなっている。また、中国人民銀行副総裁発言「金利と為替レートは自由化する必要」も材料視されているようだ。

バーナンキFRB議長の講演内容は量的緩和策の早期縮小を意識させるものではなかった。内容自体は想定の範囲内との声が聞かれているが、FRB議長の就任期間中(来年1月末まで)に量的緩和策の縮小に着手する意思はないとの指摘もあり、ドル・円は上げ渋っている。

■今後のポイント

・日経平均株価の下落を意識してドル・円は上げ渋り
・バーナンキFRB議長は講演で量的緩和策の早期縮小を示唆せず

12時20分時点でドル・円は100円06銭、ユーロ・円は135円68銭、ポンド・円は161円33銭、豪ドル・円は94円23銭付近で推移。上海総合指数は、2194.26(前日比+0.05%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・短期的な過熱警戒感が重し、日経平均は先物主導でマイナス圏に転じる展開
・メディアドゥ<3678>、M&Aキャピタル<6080>は買い気配
・日コンベヤ<6375>など値動きの軽い材料株に短期資金の関心が向かう

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 日銀金融政策決定会合(21日まで)
16:00 菅官房長官、定例記者会見
16:00 10月コンビニエンスストア売上高《KO》

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