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【中国の視点】シャドーバンキング問題に再注目、対応失敗なら中国経済を潰す可能性
記事提供元:フィスコ
*08:13JST 【中国の視点】シャドーバンキング問題に再注目、対応失敗なら中国経済を潰す可能性
中国の「影の銀行(シャドーバンキング)」の規模について、国内外の機関投資家の試算にばらつきがみられるが、約22兆-36兆元(約352兆-576兆円)になると予測されている。
一方、中国銀行業協会の王衍行・副秘書長はこのほど、シャドーバンキングの規模が市場予想以上になる可能性が高いとの見方を示した。ただ、多くは法規制を守っていると指摘し、問題を引き起こしているのは一部にとどまっていると指摘した。
とはいえ、利回りの高い理財商品(金融投資商品)を通じて資金を調達する行為や、製造業の在庫増などが中国経済の弱みを露呈させていると指摘。これら潜在的なリスクを適切に処理しなければ、中国経済を潰す可能性があると警告した。
王副秘書長は、シャドーバンキング問題の対応について、3通りのシナリオがあると分析。第1は構造改革などに期待し、成長加速を通じて不良債権問題を解決する手法。第2は構造改革が行き詰まって大量の資金投入を通じて不良債権の比率を低下させる。第3は効率の悪い企業を破産あるいは合併させ、シャドーバンキングの規模を徐々に縮小させる方法。
第1の手法は理想的だが、構造改革と成長加速が同時に進行することが困難だと指摘された。第2の手法は中国経済を潰す可能性が高いため、当局がこれを採択しないと予測されている。最も可能性の高い第3の手法について、国営民営に問わず、駄目な企業を徹底的に潰すという強力な手段を実施しなければ、シャドーバンキング問題が永遠に解決しないと指摘された。《ZN》
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