【アナリスト水田雅展の銘柄分析】毎日コムネットは上放れ接近、7月から600円挟んだモミ合い煮詰る

2013年11月11日 09:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  学生専用マンション向け土地・建物サブリース事業の毎日コムネット <8908> (JQS)の株価は、下値固めが完了してボックス上放れのタイミングが接近しているようだ。中期成長力に評価余地があるだろう。

  首都圏での不動産ソリューション事業(不動産開発部門と賃貸・管理業務の学生マンション部門)を主力として、学生生活支援事業(課外活動支援部門と人材ソリューション部門)も展開している。安定的な入居者が見込まれるエリアに開発を集中するとともに、大学との連携による学生寮の開発や、学生マンションを建設して投資家へ販売した後にサブリースで運営を受託する開発も強化している。

  管理受託を含めた前期(13年5月期)末の総管理戸数は前々期比1.9%増加の180棟7463戸である。大学生の首都圏進学志向や女子大生比率の上昇などを背景として、居住場所に安全性・快適性・利便性を求めるニーズは一段と高まっている。このため中期的に収益拡大が期待される。

  今期(14年5月期)連結業績見通しは、売上高が前期比5.5%増の99億円、営業利益が同2.6%増の8億58百万円、経常利益が同7.1%増の8億20百万円、純利益が同10.1%増の4億80百万円として、総管理戸数は同7.2%増の8000戸を計画している。

  不動産ソリューション事業では、自社保有物件およびサブリース物件ともに開発が順調に進んでいる。学生生活支援事業では、合宿運転免許斡旋事業を本格的に開始するようだ。通期見通しに対する第1四半期(6月~8月)の進捗率は売上高が30.3%、営業利益が39.6%、経常利益が34.4%、純利益が31.5%である。季節要因などの影響もあるが、通期上振れの可能性があるだろう。

  なお11月1日に、企業戦略を明確にすることを目的として、セグメントおよび部門名称を変更したと発表している。新セグメントは、不動産ソリューション事業(不動産デベロップメント部門と不動産マネジメント部門)、および学生生活ソリューション事業(課外活動ソリューション部門と人材ソリューション部門)となった。

  株価の動きを見ると、第1四半期の好業績を好感して10月15日に623円まで上伸したが、反落して足元は570円~590円近辺で推移している。ただし9月17日の直近安値549円まで下押す動きは見られない。8月中旬以降の概ね550円~600円近辺でのボックス展開が続いているが、下値固めは完了しているようだ。

  11月8日の終値585円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS53円33銭で算出)は11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS528円70銭で算出)は1.1倍近辺である。週足チャートで見ると、52週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。戻りを押さえている26週移動平均線を突破すれば、ボックス上放れて出直りの動きに弾みがつきそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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