欧米為替見通し:FRBのフォワードガイダンス(失業率・インフレ率)に注目する展開へ

2013年11月8日 17:06

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:06JST 欧米為替見通し:FRBのフォワードガイダンス(失業率・インフレ率)に注目する展開へ

本日8日の欧米市場のドル・円は、米国10月の雇用統計のサプライズ、及び、9月のインフレ率に警戒する展開が予想される。

テクニカル分析では、上昇トレンドを形成中だが、「三角保ち合い」の下辺(97円24銭)を下抜けた場合は、93円75銭の起点に向けた下落トレンドが予想される。

米国10月の雇用統計の予想は、失業率が7.3%(9月7.2%:最小7.2%-最大7.6%)、非農業部門雇用者数が前月比+12.0万人(9月:+14.8万人、最小+5.0万人-最大17.5万人)と見込まれている。

ネガティブ・サプライズとしては、米国政府機関の一部閉鎖(10月1-16日)による政府職員の帰休(推定約70万人)の影響で、失業率が7.6%程度まで上昇した場合、民間部門の失業者(推定約30万人)の影響で、非農業部門雇用者数が10万人を割り込む場合。

ポジティブ・サプライズとしては、2012年11月のハリケーン、サンディの再現となる。2012年11月の雇用統計調査対象週(2012年11月17日)の新規失業保険申請件数は41.6万件に増加し、雇用関連指標も、フィラデルフィア地区連銀指数、消費者信頼感指数以外は、全て雇用情勢の悪化を示唆し、市場も悪化(失業率7.9%、非農業部門雇用者数+10万人)を予想していた。しかし、結果は、失業率は7.7%、非農業部門雇用者数は+14.6万人となり、ポジティブ・サプライズだった。

米国連邦準備理事会(FRB)のフォワードガイダンス(将来の金融政策指針)での失業率目処は6.5%、インフレ率目処は2.5%となっているが、失業率目処の引き下げ(5.5%)観測が高まっており、米国のインフレ率にも要注目となる。

【今日の欧米市場の予定】

18:30 英・9月商品貿易収支(予想:-92億ポンド、8月-96.25億ポンド)
22:30 米・10月非農業部門雇用者数(予想:+12万人、9月:+14.8万人)
22:30 米・10月失業率(予想:7.3%、9月:7.2%)
22:30 米 9月個人所得(前月比予想:+0.3%、8月:+0.4%)
22:30 米 9月個人支出(前月比予想:+0.2%、8月:+0.3%)
22:30 米・9月PCEコア価格指数(前年比予想:+1.3%、8月:+1.2%)
22:30 カナダ・10月失業率(予想:7.0%、9月:6.9%)
22:30 カナダ・10月雇用者数増減(予想:+1.10万人、9月:+1.19万人)
23:55 米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:74.5、10月:73.2)
02:00 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演(経済見通し)
05:30 バーナンキ米FRB議長、サマーズ元米財務長官が国際通貨基金(IMF)で講演予定
06:00 ウイリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演(経済・金融政策)《KO》

関連記事