【中国の視点】iPhone5sゴールドの品薄続く、派手好きの中国富裕層の需要増で

2013年10月15日 08:09

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記事提供元:フィスコ


*08:09JST 【中国の視点】iPhone5sゴールドの品薄続く、派手好きの中国富裕層の需要増で
米アップルが手がける新型スマートフォン、「iPhone(アイフォーン)5s」のゴールドが発売されてから約3週間が経過しているが、各地で品薄の状態が続いていると報告されている。5sゴールドは最初、「品がない」と嘲笑されたが、品薄状態が続いている今となっては見方を変えざるを得ない。

ゴールドの品薄について、派手好きの中国人富裕層による需要の急増が一因だとみられている。こうした品位が低く、豪快に消費する中国人富裕層は中国で「土豪」と呼ばれている。土豪達はブランド品や高級車などを好んで買う一方、大声でしゃべり、体面を気にせずギャンブルにふけるなど好き勝手な行動を取っているため、一時国内外で反感を買う存在となった。

だが、中国メディアが国内外の大手企業や旅行業界を対象に実施した調査では、大多数が土豪のことを好きだと回答した。土豪達の豪快な消費が企業の売上高に寄与するためだとみられている。なお、アップルに続き、韓国のサムスン電子なども年内にゴールドのスマートフォンを発売する計画を示した。また、英高級車メーカー、ロールスロイスは9月に四川省成都市で開催した成都モーターショーで、ゴールド版のロールスロイスを展示した。

中国旅行研究院が発表した「富裕層旅客の消費動向に関する研究報告」では、1回当たりの海外旅行の消費に5万元(約80万円)以上を使うのが68%、10万元以上は28%に上ったという結果が示された。こうした豪快な消費を目の当たりにし、世界の大手企業は当面その消費パターンや好みを無視することができないと分析されている。《ZN》

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