後場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクの切り返しが安心感につながる

2013年10月3日 12:19

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記事提供元:フィスコ


*12:19JST 後場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクの切り返しが安心感につながる

3日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・ソフトバンクの反転は安心感に、材料系銘柄での循環物色
・ドル・円は97円75銭付近、中国9月非製造業PMIの上昇などを意識
・値動きの軽い材料株での値幅取りが継続、動意付いた材料株に追随へ

■ソフトバンクの反転は安心感に、材料系銘柄での循環物色

日経平均は小幅に下落。16.74円安の14153.75円(出来高概算12億6000万株)で前場の取引を終えた。前日に300円を超える下げとなった反動が期待されていたが、米株安のほか円相場が円高に振れていることが重しに。寄り付き直後には先物主導で一時14082.31円まで下げ幅を広げる局面もみられた。

しかし、円相場が若干円安に振れてきているほか、利食いが先行したソフトバンク<9984>がプラスに転じるなど、底堅さも意識されている。富士重<7270>、トヨタ<7203>など輸出関連の一角も切り返すなか、日経平均は小幅な下げにとどまっている。また、個人主体による材料株物色は活発であり、東証1部の騰落銘柄は高安拮抗、規模別指数では小型株指数のみがマイナスであり、大型、中型株指数はプラスだった。セクターでは精密、電力ガス、陸運、鉄鋼、非鉄、海運などがしっかり。半面、保険、石油石炭、不動産、ゴム製品、化学などが冴えない。

日経平均はファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>などの弱い動きもあってマイナスではあるが、ソフトバンク<9984>が切り返すなど、底堅さが意識される。構成銘柄の騰落についても、値上がり、値下がりが拮抗している状況。米政府機関の閉鎖や債務上限問題などから積極的には手掛けづらい状況が続くとみられるが、一先ず落ち着きはみられている。そのなかで、材料系の銘柄への物色は活発のようである。やや日替わり的な物色にも映るが、循環的な売買によって地合いはそれ程悪くないとみられる。

また、前日に大幅に調整した銘柄なども資金回転が速いため、その後の切り返しなども散見されている。テーマ性の銘柄などは押し目買い意欲も強く、しばらくは材料系の銘柄の循環物色で乗り切りたいところである。また、ソフトバンクの切り返しは、市場のムードを明るくさせよう。ファーストリテイリングがプラス圏に浮上してくるようだと、日経平均の反転も意識されてくる。

■ドル・円は97円75銭付近、中国9月非製造業PMIの上昇などを意識

ドル・円は97円75銭付近で推移。東京株式市場が一時プラス圏に転じたこと、中国9月非製造業PMIが上昇したことが意識されている。なお、米国の債務上限引き上げに関する協議は進捗していないが、共和党側が債務上限引き上げに関して提案することを計画している。市場参加者の間では、週末前に何らかの進展がみられるのではないか、との見方が存在している。

■今後のポイント

・97円付近にドル買いオーダー
・クロス円取引に絡んだ円売りのフロー

12時18分時点のドル・円は97円75銭、ユーロ・円は132円99銭、ポンド・円は158円64銭、豪ドル・円は91円77銭付近で推移。中国本土市場は国慶節で休場。

■後場のチェック銘柄

・米国債務上限問題の交渉難航が上値抑制も、下値では押し目買い優勢の展開
・ソフトバンク<9984>の切り返しが安心感にも、主力株は依然手掛けづらい
・値動きの軽い材料株での値幅取りが継続、動意付いた材料株に追随へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 日本銀行、政策委員会・金融政策決定会合(4日まで)

<海外>

16:58 欧・ユーロ圏総合PMI(9月、改定値)
16:58 欧・ユーロ圏サービス業PMI(9月、改定値)《KO》

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