【アナリスト水田雅展の銘柄分析】京写は下値を固めジリ高の出直り、依然、低PER

2013年9月26日 09:20

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  プリント配線板大手の京写 <6837> (JQS)の株価は調整一巡感を強めてきた。指標面には割安感があり、出直りのタイミングが接近しているようだ。

  生産量世界トップの片面プリント配線板、および両面プリント配線板を収益柱として、実装関連事業も展開している。中期経営計画では16年3月期売上高200億円、営業利益率6%、ROE15%以上、ROA6%以上を目標としている。重点戦略としては、LED照明関連など環境対応製品の強化、片面配線板分野での圧倒的市場シェアの獲得、海外生産の拡大、コスト低減による収益力強化、新製品PALAPなど新規事業の確立を掲げている。

  今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比10.1%増の165億円、営業利益が同35.5%増の7億50百万円、経常利益が同5.9%増の7億円、純利益が同58.0%増の5億円としている。自動車関連で下期から新製品の供給を開始するようだ。純利益は固定資産減損損失の一巡も寄与する。

  第1四半期(4月~6月)は減収減益で、通期見通しに対する進捗率もやや低水準だったが、プリント配線板の需要は前期の第4四半期(13年1月~3月)をボトムとして回復傾向を強めている。特に低調だった映像関連や家電関連の需要は、景気回復を追い風として期後半の挽回が期待される。

  株価の動きを見ると、8月5日の戻り高値281円から反落して水準を切り下げたが、6月7日の205円、6月27日の207円まで下押すことなく、8月28日の直近安値214円をボトムとして反発している。9月17日には245円まで戻す場面があった。調整が一巡したようだ。

■1株利益34.8円でPER6倍台

  9月25日の終値239円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円88銭で算出)は6~7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS266円28銭で算出)は0.9倍近辺である。

  日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破し、週足チャートで見ても26週移動平均線を突破する動きを強めている。調整が一巡して出直りのタイミングが接近しているようだ。指標面の割安感も支援材料だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】東京急行電鉄はベトナムでの街づくりなど、新たな視点も評価へ(2013/09/24)
【編集長の視点】ケンコーコムは急反落、薬品ネット販売解禁報道も関連株は競争激化懸念で明暗(2013/09/24)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事