日本エム・ディ・エムは8日続伸、小幅だが商い伴い着実、高齢化関連で収益急向上

2013年9月18日 15:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本エム・ディ・エム <7600> は7円高の258円と前日比変わらずを挟み8日続伸している。小幅の上昇ながら出来高も増えており力強さが加わっている。

  年初来高値は4月1日につけた350円、今の位置よりほぼ100円上にある。今期(2014年3月期)の黒字転換はあるていど織り込んでいるものの、高齢化を背景とした骨接合材の需用拡大と、輸入販売から日本人の体格に合わせた自社での企画開発・製造販売による収益拡大の展望はまだ織り込んでいない。

  2012年6月で輸入販売から自社製造販売に切り換え、現在の自社製品比率は73.9%となっている。輸入販売と自社製造販売では利益率が大きく違うことから採算が向上し、今期の営業利益は5億4000万円(前期、赤字1億5200万円)と大幅黒字転換する。

  高齢化は2040年までは続く見通しで、同社の手がける骨接合材、人工関節、脊椎固定の関連製品は安定した伸びが見込まれる。もともと、販売力は強いだけに日本人の患者と日本人ドクターの扱いやすい製品開発により、同社の営業利益10億円時代はそう遠くないだろう。

  かつて、株式分割前には7750円という株価のあった人気銘柄だけに今後、大きく居所を変えてくるものとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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