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【中国から探る日本株】通年の新車販売「2桁増」は確実との見方、日系車にも追い風に
記事提供元:フィスコ
*08:05JST 【中国から探る日本株】通年の新車販売「2桁増」は確実との見方、日系車にも追い風に
中国では例年7、8月に自動車販売が鈍る傾向にあるが、今年は予想以上の伸びを示している。うち8月の乗用車の販売台数は2桁増となり、好調をキープした。業界関係者は、10-12月期も堅調な伸びを維持し、通年の「2桁成長」はほぼ問題ないと予想。中国市場で苦戦の続く日本の自動車メーカーにとっても明るい話題となっている。
地方紙「広州日報」(16日付)が伝えた。8月の販売台数を車種別で見ると、若者に人気の高いSUV(スポーツ用多目的車)が引き続き市場全体を上回る伸びを維持したという。また、同紙では、日系ブランド車に一部に回復の兆しが見えると指摘。うち、広州豊田、広州本田といったトヨタ<7203>やホンダ<7267>の合弁会社で回復が顕著だと報じている。
中国の景気回復に加えて、新エネルギー車の補助政策などが今後の新車販売を後押しするとみられている。また、9月に入ってからは、各社が新モデルを発売しており、これが販売増に弾みを付ける見通しだ。例えば、東風本田(ホンダと東風汽車の合弁会社)では、6日に中国市場に的を絞った新コンセプトカー「ジェイド(中国名:傑徳)」を投入している。
ちなみに、中国汽車工業協会の統計によると、2012年の乗用車販売台数は前年比7.1%増の1550万台だった。同協会では年初時点で、商用車も含む今年の新車販売が同7%増加すると予測していた。《NT》
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