トレジャー・ファクトリーはモミ合い上放れ、好業績評価して5月高値試す

2013年9月12日 07:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  リサイクルショップのトレジャー・ファクトリー <3093> (東マ)の株価は、8月の月次売上高が刺激材料となってモミ合い展開から上放れた。今期(14年2月期)好業績見通しを評価して5月の高値を試すだろう。

  関東圏を中心に総合リユースショップと服飾専門リユースショップを直営とFCで展開している。前期(13年2月期)末の店舗数は直営「トレジャー・ファクトリー」44店舗、直営「トレジャー・ファクトリー・スタイル」18店舗、FC「トレジャー・ファクトリー」4店舗の合計66店舗である。Webも強化するため4月に楽天市場にオンラインストアをオープンした。リユース市場の拡大が追い風であり、出店エリア拡大と新規出店加速、売上総利益率改善などで中期的に収益拡大が期待される。

■関西に1号店など新規10店舗出店へ

  今期の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比15.7%増の92億40百万円、営業利益が同8.2%増の6億80百万円、経常利益が同8.2%増の6億92百万円、純利益が同1.2%増の3億76百万円としている。新規出店は10店舗の計画で、5月には関西1号店となる神戸新長田店がオープンした。

  新規出店費用が計画を下回ったことを主因として7月10日に第2四半期累計(3月~8月)の利益見通しを増額修正した。通期見通しに対する第1四半期(3月~5月)の進捗率は売上高が23.9%、営業利益が34.1%、経常利益が34.0%、純利益が35.9%と高水準である。通期の利益見通しも増額の可能性が高いだろう。

  9月9日に発表した月次売上動向(前年比、速報値、FC除く)を見ると、13年8月は全店が116.0%、既存店が106.1%だった。生活家電、家具、衣料・服飾雑貨などが好調で、既存店は7月の101.0%に比べて増収率が大幅に拡大した。8月の新規出店は1店舗で、8月末時点の店舗数は合計70店舗となった。なお3月~8月累計の売上は全店が112.5%、既存店が102.0%である。

  株価の動きを見ると、7月10日に急伸して戻り高値1570円を付ける場面があったが、概ね1400円近辺でモミ合う展開だった。ただし9月10日に1470円、9月11日に1520円まで上伸してモミ合いから上放れの形となった。8月の月次売上高が刺激材料となったようだ。

  9月11日の終値1504円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS135円94銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績のBPS745円53銭で算出)は2.0倍近辺である。

  週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって中段保ち合いから上放れの動きを強めている。強基調に回帰して5月の高値1650円を試す動きとなりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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