【アナリスト水田雅展の銘柄分析】TACの株価に調整一巡感、200円の下値固める

2013年9月6日 09:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 「資格の学校」を運営するTAC <4319> の株価は調整一巡感を強めている。反発のタイミングが接近しているようだ。

 財務・会計分野(簿記検定・公認会計士など)、経営・税務分野(税理士・中小企業診断士など)、金融・不動産分野(宅建・不動産鑑定士・FPなど)、法律分野(司法試験・司法書士など)、公務員・労務分野(社化保険労務士・国家総合職など)など幅広い分野で「資格の学校」を運営し、法人研修事業や出版事業なども展開している。若者や女性の資格取得支援に向けた政策が支援材料だろう。 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.2%減の199億円、営業利益が同5.2倍の7億05百万円、経常利益が同2.1倍の7億85百万円、純利益が同54.3%減の4億47百万円としている。第1四半期(4月~6月)の個人受講者数が同0.7%増加するなど受講申込数は持ち直し傾向だが、本格回復には至らないとして減収見込みだ。しかし賃借料・講師料・人件費・広告費削減など事業構造改革の効果が本格寄与して、営業損益が大幅に改善する。純利益は移転補償金などの特別利益が一巡する。

■第1四半期の利益進捗率高い

 通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が28.4%、営業利益が105.0%、経常利益が102.3%、純利益が113.9%である。季節要因で第1四半期と第4四半期の利益が出やすい収益構造だが、簿記検定、宅建、FP、行政書士、国家一般職・地方上級などの受講者数が増加傾向であることも考慮すれば、通期上振れの可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、7月23日の戻り高値248円から反落して水準を切り下げた。8月下旬からは下げ足を速める展開となり、9月3日に197円まで調整して6月27日の安値191円に接近する場面があった。ただし終値ベースでは200円近辺を維持している。下値を固める動きのようだ。

 9月5日の終値202円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円51銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は0.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS181円59銭で算出)は1.1倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、6月安値まで調整する動きは見られない。調整一巡して反発のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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