米株式:上昇、2000年1月以来の大型買収案件

2013年9月3日 23:20

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記事提供元:フィスコ


*23:20JST 米株式:上昇、2000年1月以来の大型買収案件

米株式市場

週末から先物が上昇する中でギャップアップして寄り付いている。ただ、寄り付き後、S&P500とナスダックは8月27日の高値より上での推移を続けているが、上昇時の動きを牽引するスモールキャップのラッセル2000は27日の高値を超えられず、上値の重い動きとなっている。今週はレイバーデー明けとなるなかで、出来高が比較的戻ることが予想されるが、4日から週末6日まではユダヤ教の新年となり本格的に出来高が戻るのは来週からとなる可能性が高い。

3日の債券購入規模は42.5-52.5億ドルで予定されており、大規模となっている。なお、8月に大規模の債券購入がなされた日は株式市場は、下落していた。今月は27日が47.5-57.5億ドルで最大規模。

資産購入縮小に関しては6日発表予定の8月の雇用統計に関して、バークレイズが市場の平均予想が18万人の増加に対して17.5万人と予想するなかで、「この水準での増加が発表されれば9月17-18日の連邦公開市場委員会後に縮小が発表されるとの我々の予想に沿ったもののとなる」と指摘している。週末にはクレディ・スイスも9月縮小予想を維持している。寄り付き後に発表された8月のISM製造業では11年6月以来の高水準になっており、直後に債券市場は大きく売られている。ただ、ISMでの今月の雇用は53.3で前月の54.4から低下している。

週末には大規模の買収が発表されており、マイクロソフト(MSFT)によるノキア(NOK)の携帯部門とヴェライゾン(VZ)によるボーダフォン(VOD)買収が発表されている。ヴェライゾンによる買収は1300億ドルと歴史的に見ても大規模で、2000年1月のAOLとタイム・ワーナーの件(1820億ドル)以来となる。大型買収をマーケットのセンチメントと見れば、ドットコム・ブーム時のマーケットはS&P500で見てAOLとタイム・ワーナー件から2ヶ月後の2000年の3月末にピークに達していた。

マクロ経済では、OECDが米国のGDP予想を1.9%から1.7%に引き下げ、ドイツを0.4%から0.7%に、英国を0.8%から1.5%に引き上げている。

海外ではシリア攻撃に関して週末にオバマ大統領が議会からの承認を得る方針であることを明らかにしているが、下院は6日まで夏季休暇中。

S&P 500は15.12高の1648.09前後で推移、ナスダック総合指数42.36ポイント高の3632.23ポイント前後で推移、ダウ平均株価は84.93高14895.24ドル。(日本時間23時15分時点)。
《KG》

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