後場に注目すべき3つのポイント~要人発言を受けた急落の落ち着きを見極めへ

2013年8月15日 12:16

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記事提供元:フィスコ


*12:16JST 後場に注目すべき3つのポイント~要人発言を受けた急落の落ち着きを見極めへ

15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・またしても財務相発言がネガティブ視され
・ドル・円は97円75銭付近、要人発言を受けて弱含みの展開
・後場は先物主導による急落の落ち着きを見極め、ディフェンシブシフトも視野に

■またしても財務相発言がネガティブ視され

日経平均は大幅に反落。229.06円安の13821.10円(出来高概算11億1000万株)で前場の取引を終えた。14日の米国株式相場は連銀が量的緩和縮小に着手するとの見方が根強いなか、NYダウ、ナスダックともに下落。シカゴ日経225先物清算値は大証比135円安の13875円だったこともあり、これにサヤ寄せする格好から売りが先行した。寄り付き直後につけた13806.04円を安値に、その後は下げ幅を縮め、一時13981.16円まで戻している。ただし、麻生財務相による「法人実効税率引き下げの効果は少ない」との発言が報じられると、14000円回復にあと一歩に迫っていた日経平均は弱含みに。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の7割を占めており、直近2日間の上昇に対する反動安に。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下落。セクターでは海運が堅調なほかは、証券、ゴム製品、パルプ紙、不動産、情報通信、その他製品、電気機器、食料品、保険などが冴えない。

寄り付き後は下げ幅を縮める局面をみせていたが、またしても麻生財務相発言がネガティブ視された格好である。参加者が限られているため、薄い指値状況の中を先物主導によるプログラム売買によってトレンドが出やすい。為替市場では円相場が1ドル97円70銭近辺と円高に振れており、神経質な展開に。

日経平均は14000円に届かなかったことで、短期的なロングのポジション調整が上値を抑えてくる可能性はありそう。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテイリング<9983>、ソフトバック<9984>、ファナック<6954>、京セラ<6971>などが揃ってマイナスインパクトとなっている。これらを横目に睨みながら、個別材料株での短期的な値幅取り狙いが中心になりそうだ。

■ドル・円は97円75銭付近、要人発言を受けて弱含みの展開

ドル・円は97円75銭付近で推移。ドル・円は、米国債償還・利払い絡みの円買い、菅官房長官発言「総理が法人税減税の検討指示した事実はない」、麻生財務相発言「今の段階で法人税を引き下げることに効果は少ない」を受けて弱含み。

12時115分時点のドル・円は97円75銭、ユーロ・円は129円98銭、ポンド・円は151円74銭、豪ドル・円は89円65銭付近で推移。上海総合指数は、2096.02(前日比-0.20%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は麻生財務相発言などを受けて下げ幅を急拡大
・SNS関連の一角や海運株が堅調、中小型株の一角は買い戻しの動きが継続
・後場は先物主導による急落の落ち着きを見極め、ディフェンシブシフトも視野に

☆後場の注目スケジュール☆

特になし《KO》

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