米株式:まちまち、短期的な買われ過ぎ&出来高に欠ける中での史上最高値接近続く

2013年7月16日 23:22

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記事提供元:フィスコ


*23:22JST 米株式:まちまち、短期的な買われ過ぎ&出来高に欠ける中での史上最高値接近続く

米株式市場

夏季に入り閑散取引が続く中で、S&P500は直近安値1560.33をつけた6月24日から短期間で急伸、買われすぎの兆候が見られる中、出来高に欠けている。S&Pは現物で史上最高値1687.18(5月22日)に接近しているが、同時に12日から出来高は極端に現象しており、17日のバーナンキ議長による議会証言までこの現象は続くことになる。S&P500のダブルトップ形成期待が高いことを踏まえれば、その後にスクイーズが入る可能性が高いとも見られる。

議会証言に関しては、原稿が寄り付き前の17日東部時間8:30AMに公開されることが明らかになっている。ただ、議会証言での注目は議員からの質問で、資産購入縮小へのタイミングとサイズとなる。資産購入縮小に関しては9月、とのコンセンサスに大きな影響はない。

午後の東部時間14:15PMからは投票権を持つメンバーでは非常に稀なホーキッシュのカンザス・シティ地区連銀のジョージ総裁が経済動向と農業について公演する予定となっている。

個別銘柄では、コカ・コーラ(KO)の決算において売上が市場予想を下回っている。同社は気候以外にもドル高を業績背景に挙げている。先週、ゴールドマン・サックスは今四半期の決算に関してドル高による売上高への影響を指摘、今回のコカ・コーラのケースは正にこれに当てはまったが、主要企業には国際的な企業が多い中で、IBM(IBM:17日引け後)やGE(GE:19日寄り付き前)などでもこの現象が見られる可能性が高い。製品会社のジョンソン&ジョンソン(JNJ)は通期EPS見通しを引き上げている。銀行セクターは、自己資本の引き上げなど規制強化が予想される中で、ゴールドマン・サックス(GS)はカンファレンス・コールにおいて、環境に合わせていく、としている。

海外では、スペイン中央銀行政策委員のモリーナ氏が欧州中央銀行はネガティヴ金利の為の準備を行った、と発言し、可能性を除外していないことを示唆している。イタリアではレッタ首相がイタリアが救済を必要になるとの憶測を否定している。

S&P 500は0.23安の1682.27前後で推移、ナスダック総合指数3.54ポイント高の3611.03ポイント前後で推移、ダウ平均株価は3.54ドル高の15487.80ドル。(日本時間22時10分時点)。《KG》

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