注目銘柄ダイジェスト(前場):新日鐵住金、住友不動産、ニプロなど

2013年6月26日 11:34

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記事提供元:フィスコ


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):新日鐵住金、住友不動産、ニプロなど

新日鐵住金<5401>:250円(前日比-2円)
底堅い。JPモルガン(JPM)では、高炉セクターの投資スタンスを中立から強気に引き上げ、個別では同社とJFEHD<5411>を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げしている。短期的には中国ミルの減産による鋼材市況の底打ちや反転が期待されるほか、コスト削減で先行する日本各社は円高修正もあって、アジア市場での一段の競争力向上も期待できると。

住友不動産<8830>:3495円(同+85円)
買い優勢の展開。バークレイズでは不動産賃貸業界の投資判断をポジティブに格上げとしている。不動産市況の回復はまだ始まったばかりであり、最近の株価下落で投資妙味は増したと判断しているようだ。個別では、同社と三井不動産<8801>の投資判断を「オーバーウェイト」に格上げ。また、IOC報告書を受けて、2020年の五輪東京招致の可能性が高まったことなども、不動産株にはポジティブな材料とみられる。

ニプロ<8086>:1132円(同-148円)
大幅安。本日はリプロセル<4978>がジャスダック市場に新規上場、大量の買い物を集めて買い気配推移となっている。同社はコスモバイオ<3386>やメディネット<2370>などとともに、リプロセルの大株主の一角として、含み益の拡大期待などがこれまではやされていたが、本日は両社とともに売りが優勢。短期的な出尽くし感が先行する格好のようだ。

日野自動車<7205>:1334円(同+35円)
しっかり。シティでは4-6月期決算はポジティブサプライズになる可能性と指摘している。4-6月期営業利益は、通期会社計画の850億円に対して4割弱の進捗率になりそうとみているもよう。さらに、国内販売の季節性や足元の受注好調、タイの能力増の寄与、インドネシアの販売調整進展などから、台数面では4-6月に比べて7-9月以降の方が拡大する公算が大きいとの見方。4-6月期好決算を受けて、改めて通期業績へのアップサイドが意識されると。

日本写真印刷<7915>:1637円(同+29円)
続伸。JPモルガン(JPM)では投資判断「オーバーウェイト」でカバレッジを開始、目標株価を2380円としている。同社のフォトリソ工法DITOセンサは、北米メーカーのタブレットPC向けに独占供給されていると推測しているもよう。つれて、第2四半期から第3四半期にかけて生産モメンタムは急上昇すると予想。PER水準には割安感も強く、現在は投資の好機と判断のようだ。

ツガミ<6101>:557円(同+34円)
上昇率トップ。JPモルガン(JPM)が投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も500円から630円に引き上げ。月次受注は足下で緩やかに改善しているほか、7月から受注活動を開始する主軸固定型旋盤が今後の期待材料になるとしている。株価の出遅れ感是正の動きを想定しているもよう。

サイボウズ<4776>:24790円(同+1430円)
大幅高。前日に業績予想の修正、並びに、自社株買いの実施を発表している。自社株買いは発行済み株式数の6.63%に当たる35000株を上限としており、取得期間は7月1日から8月30日まで。短期間での高水準の自社株買い計画となっており、需給改善期待を高める動きが先行へ。一方、今期の収益予想は下方修正、営業利益は従来予想の4.6億円から0.6億円に、クラウドサービスの広告宣伝や開発への追加投資などが下振れの要因に。また、年間配当金は323円予想から40円に引き下げ。

メディアクリエ<2451>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。ブラザー<6448>傘下のエクシング社によるTOBを発表したことが材料視されている。TOB価格は130円となり、同水準にサヤ寄せの動きへ。同社とエクシングの完全子会社はカラオケ店舗事業を展開しており、統合により事業規模の拡大を狙う。なお、TOB期間は本日から8月7日までで、同社は上場廃止となる見込み。

ブレインP<3655>:1310円(同-65円)
売り先行。今期営業利益見通しを3.8億円から1.7億円へ、最終利益見通しを2.0億円から9000万円へとそれぞれ下方修正したことが嫌気されている。第4四半期におけるソフトウェアのライセンス販売が、目標に達しない見込みであることが背景。なお、同時に、7月25日をもって、東証1部への市場変更を発表しているが反応薄となっている。

コスモ・バイオ<3386>:4530円(同-1010円)
大幅続落。同社やPSS<7707>、MDNT<2370>など、リプロセル<4978>関連株が総じて軟調。本日、リプロセルがジャスダック市場へ上場したことを受けて、目先の好材料出尽くし感が意識されているようだ。リプロセルはiPS細胞関連のIPOとして事前の関心が非常に高く、本日も想定通りの人気化となっており、資金シフトの動きが強まる格好に。

PD<4587>:7760円(同-2980円)
一時ストップ安。ファイザーとの共同研究開発の解消を発表したことが嫌気されている。ファイザーの事業再編に伴い、同社との共同研究契約を解消したい旨の通知があったと。共同研究開発契約の解消により、同社に対する売上高は今期末時点において約1700万円となる見込み。11日の新規上場以降、成長期待を背景に人気化した経緯もあり、ネガティブなインパクトが強まっている。《KO》

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