韓国銀行、米FRB出口戦略は国際金融市場などへ悪影響

2013年6月18日 09:38

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記事提供元:フィスコ


*09:38JST 韓国銀行、米FRB出口戦略は国際金融市場などへ悪影響
市場では18-19日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)への関心が高まっている。米国の量的緩和(QE)の早期縮小を巡ってさまざまな見方が出ていただけに、今回のFOMCでその方向性を見定めたいからだ。

米量的緩和が年内に縮小される可能性が残るなか、韓国銀行(中央銀行)は17日の報告書で「QEの縮小もしくは解除が現実味を帯びた場合、国際金融市場を含め、新興国市場および韓国へ及ぼすネガティブな影響が少なくない」との見方を示した。

また、量的緩和の縮小時期や方法、市場反応などに不確実性が大きく、各国の経済ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)によって被害が異なってくると説明している。

なお、韓国銀行は不確実性について事前準備が必要だと指摘。具体的には過度なホットマネーの流入がないよう、外貨建て資産の健全性を効率的に運用する一方、安定的な管理が重要だと強調した。《SS》

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