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【編集長の視点】桧家HDは高値更新もなお超割安修正・好配当利回り買いで一通過点
<銘柄ウオッチ>
桧家ホールディングス<桧家HD、1413>(名2)は、前週末22日ザラ場に1481円まで買い進まれて連日の昨年来高値更新となったが、同高値は一通過点となる高値追いが予想される。今12月期純利益の連続過去最高更新、連続大幅増配を評価した超割安株買い、好配当権利取りに加えて、今年3月14日に正式発表した連結子会社と米大手化学メーカーとの資本・業務提携などの好材料も続き、さらに業績の上ぶれ期待も高めているためだ。
同社の今期業績は、売り上げ600億円(前期比15%増)、経常利益50億円(同10%増)、純利益29億円(同18%増)と予想され、純利益は、連続して過去最高を更新する。太陽光発電システムや屋上庭園などを搭載する主力の注文住宅を拡販するために、直営住宅展示場を87カ所から101カ所へ増設して受注棟数を前期の2075棟から2492棟に拡大、またFC展開の展示場も、11カ所から16カ所に増設、400棟の受注を見込み、ソーラパネル搭載率が60%を超える高付加価値化も寄与する。配当は、前期に株式分割権利落ち換算で36円に実質増配したが、今期は、さらに46円に連続大幅増配を予定している。
一方、木造住宅向けの発泡断熱材の施工販売をしている連結子会社のアクアは、ポリウレタンで世界トップクラスの生産能力を保有する米ハンツマン社(ユタ州ソルトレイク市)向けに第3者割当増資を実施して7億円を調達、ハインツマン社との強固な協業関係を構築するとともに、断熱材市場での確固たる地位の確保を目指す。この提携による桧家HDの業績への影響は現在、精査中としている。
株価は、今年2月の連続の最高純益更新業績・増配発表を受け窓を開けて1179円まで急伸し、子会社とハンインツ社の提携観測報道でも窓を開けて昨年来高値まで3割高している。なおPER6倍台、配当利回り3.1%の割安修正に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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