【相場熟者が答える投資相談】急落のベネッセHDは戻りを待って売却

2013年2月14日 09:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 ベネッセホールディングス <9783> (大1)を3800円で200株持っています。下がってしまったので悩んでいます。今後の見通しと対処方法についてよろしくお願いします。

  【答え】 2月13日(水)は75円安の3580円と続落しています。

  同社は2月8日に今3月期第3四半期決算を発表しました。併せて明らかにした通期業績見通しの下方修正を嫌気、市場では安定成長するとの期待が高かった分、失望感が広がり、売り優勢の展開となりました。

  今3月期業績見通しは、教育費の節約傾向が強まり、通信教育「進研ゼミ」の新規会員が計画よりも伸び悩んでいるほか、高齢者向け生活ホームの入居者数も若干未達傾向にあることから、売上高が従来予想の4538億円から4500億円(前期比6.2%増)、営業利益が同400億円から380億円(同12.4%減)、経常利益が同403億円から383億円(同10.4%増)、純利益が同208億円から200億円(同22.2%増)と減額しました。

  株価は、昨年3月30日につけた昨年来の高値4150円から同6月14日の昨年来の安値3385円まで調整、同11月16日安値3450円と売り直されて下値確認から2月7日高値4010円と買われてましたが、上値の重たさもあり、見切り売りも出たようです。ただ、年間配当95円は据え置きで配当利回りは2.65%の位置に届いていますし、ブラジルやインドネシアなど海外への展開に期待感がありますので、3600円前後が下値になると予想されます。戻りを狙う形で、下値で買い増しも一考でしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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