【アナリストの眼】毎日コムネット、着実な上昇相場、学生用マンション好調、増益

2013年1月30日 09:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  毎日コムネット <8908> (JQS)は、首都圏で学生専用マンション向け土地・建物サブリース事業や管理受託事業などを展開している。1月11日に今期(13年5月期)第2四半期累計(6~11月期)の連結業績を発表した。

  第2四半期累計は売上高が前年同期比5.9%減、営業利益が同66.1%増、経常利益が同2.2倍、純利益が同2.6倍となり、11月29日に増額修正した数値を上回った。販売用不動産の売却減少で全体としては減収だったが、主力の学生マンション部門は同10.8%増収と好調を維持し、大幅営業増益となった。

  通期見通しは期初予想を据え置き、売上高が前期比2.6%増の97.1億円、営業利益が同2.9%増の6.8億円、経常利益が同5.5%増の6.1億円、純利益が同5.9%増の3.64億円としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.1%、営業利益が45.0%、経常利益が33.6%、純利益が28.3%だが、下期に大学生の入学・入居シーズンがあり、第2四半期累計で主力の学生マンション部門が計画以上に好調だったことを考慮すれば、通期上振れの可能性もあるだろう。

  少子化の流れが警戒されている面もあるが、逆に大学生が首都圏に集中する傾向や、居住場所に快適さや利便性を求めるニーズは一段と高まっている。景気変動の影響を受けにくいことも特徴であり、中期的に収益拡大が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、短期調整を挟みながら徐々に水準を切り上げている。1月16日には521円まで上昇して11月30日の518円を上抜けた。足元も概ね戻り高値圏の500円近辺で推移している。29日の終値500円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS40円44銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS490円75銭で算出)は1.0倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、一旦は割り込んだ25日移動平均線を回復して強基調に回帰している。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって着実に下値を切り上げている。上昇トレンドの形だろう。通期業績見通し上振れの可能性を支援材料として、昨年7月10日の高値576円が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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