【注目の決算発表】しまむらは1Q営業益が観測報道通りにV字回復も利益確定売りでもみ合い

2012年7月2日 13:54

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  しまむら <8227> は2日、160円高の9370円と5営業日続伸して寄り付き、4月9日につけた年初来高値9470円にあと100円と迫ったが、高値後は220円安と売られ、もみ合いを続けている。前週末6月29日大引け後に今2月期第1四半期(1Q)決算を発表、今年6月7日の観測報道通りにV字回復したことを評価して売り方の買い戻しを交えて割安株買いが増勢となったが、高値肉薄で利益確定売りも交錯している。

  1Q業績は、前年同期比11%増収、34%営業増益、34%経常増益、58%純益増益と増益転換した。主力のしまむら事業で、都市部を中心に13店舗の新規出店と既存2店舗の建て替え、7店舗の大規模改装を実施、吸水速乾性やUV機能、接触冷感機能などの高機能を付加したプライベートブランド商品を拡販、生産管理の改善を進めたことなどが要因となった。

  第2四半期累計・2月通期業績は期初予想を据え置き、通期純利益は、272億円(前期比7%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。

  株価は、今期の連続最高純利益更新予想が市場コンセンサスを上回ったことをテコに年初来高値まで450円高し、1Q業績観測報道では材料出尽くし感から8500円まで調整、強弱感の対立から信用取組は売り長となり逆日歩のつく好需給となっている。9000円台を固め、PER12倍台の割安修正で高値抜けから一段高に進もう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【注目のリリース】日産自動車と三菱ふそうトラック・バスが相互提携(2012/06/30)
【銘柄診断】扶桑薬品工業は戻り相場にエンジンかかる、フシ払いへチャレンジ(2012/06/30)
【銘柄診断】太平洋セメントは復興関連の中核銘柄、今3月期の大幅増益に期待(2012/06/30)
【銘柄診断】日本風力開発は4期ぶりの黒字転換見通しを受け見直し買いが回る(2012/06/30)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事