【自己株式取得】福山通運は自己株式取得にユーロ債繰上償還がオンして3連騰

2012年6月30日 14:21

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  福山通運 <9075> は29日、22円高の440円まで買い上げられて3日続伸、6月4日につけた年初来安値376円からの底上げを鮮明化した。前日28日大引け自己株式取得を発表、下げ過ぎ訂正買いが増勢となり、同時発表の2025年満期のユーロ建転換社債型新株予約権付社債の期限前繰上償還(償還金額190億3000万円)も、株主価値の希薄化を抑制するとして好感された。

  自己株式取得は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることを目的としており、取得株式数の上限を300万株(発行済み株式総数の1.24%)、取得総額を15億円、取得期間を7月2日から9月20日までとして実施する。昨年5月、11月に続く3回目の自己株式取得で、前2回はいずれも300万株の取得を終了している。

  株価は、前期純利益が期中の上方修正値を下ぶれ連続過去最高の更新幅を縮めて着地し、今期純利益を80億円(前期比19%減)と減益転換を予想したことを嫌い年初来安値まで下げ、持ち直しの動きを続けてきた。PER13倍台、PBR0.5倍の下げ過ぎ訂正をサポートしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【引け後のリリース】日本ルツボが太陽光発電に参入し来年3月から販売開始(2012/06/29)
【注目のリリース】三和ホールディングスが自社株買いを発表(2012/06/29)
【特集:クールビズ関連銘柄(1)】盛り上がるクールビズ関連商戦(2012/06/03)
【建設機械関連株展望(1)】欧州・中国停滞、北米と国内好調、国内リースも繁忙(2012/06/10)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事