【注目の決算発表】鉱研工業は業績黒字転換も織り込み済みで急反落

2012年4月24日 13:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  鉱研工業 <6297> (JQS)は24日、24円安の381円まで下げて急反落している。前日23日大引け後に3月期決算を発表、前期は、今年4月20日の一転した上方修正通りに赤字転落幅を縮め、今期業績を黒字転換と予想したが、とくにサプライズはなく織り込み済みとして利益確定売りが先行している。

  前期業績は、売り上げが前々期より24%減と大きく落ち込み、経常利益が1200万円の赤字(前々期は2億2100万円の黒字)、純利益が4000万円の赤字(同2900万円の黒字)と悪化した。ボーリング機器関連の国内受注・売り上げは、増加したが、海外受注・売り上げが、中国の鉄道建設停滞で減少したことが要因となっており、減収対応で原価低減を進め、期末にかけての円安で、昨年10月、今年1月と2回続いた下方修正値よりは上ぶれて着地した。

  今期業績は、期初受注残高が、前期比88%増と回復しているうえに、アジアを中心とする旺盛な社会基盤整備・資源開発需要などによる海外販売の回復や、国内需要の続伸をバックに大口径立坑掘削工事、山岳調査工事、地下水活用事業、地熱・地中熱活用事業などの受注に努めることから増収・黒字転換、純利益は、8000万円と予想している。

  株価は、昨年10月の業績減額で310円、今年1月の再減額で354円とそれぞれ売られ、地熱発電開発の規制緩和や「燃える氷」といわれるメタンハイドレートの採掘試験開始などの新エネルギー関連思惑で材料株人気を再燃させ400円台を回復した。投資採算的には割高で、下値再確認が続くが、なお思惑は底流しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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