【話題株】石川製作所は金正日総書記死去の地政学リスクで逆行高

2011年12月19日 18:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  石川製作所 <6208> は19日、前引けの2円高から、後場は20円高の78円まで買い進まれ、2日間の変わらずを挟み3営業日ぶりの反発幅を急拡大させた。きょう19日の昼休み中に北朝鮮の朝鮮中央テレビが、同国の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去を放送、地政学的リスクの高まりを懸念、為替はドル高・円安となり、日経平均株価も一時、下げ幅をやや広げたが、防衛関連株の同社株に買い物が集まり逆行高した。

  同総書記は、同国の最高権力者で、その死去は、後継問題や政権基盤に大きく影響、その混乱期に軍の暴走も懸念され、韓国ではただちに韓国軍が厳戒態勢に入った。

  同社株は、北朝鮮の核実験、ミサイル発射などの有事の際は、機雷の製造メーカーとして防衛関連株として急伸する特性があり、買い物が集まった。

  同総書記の葬儀は、12月28日の予定と発表されているが、同国の情勢が今後どう動くかなど同社株の株価動向を大きく左右することになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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