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【株式市場の動き】日経平均株価は反落だが下げ渋って8400円台を維持
■12営業日ぶりに1兆円を上回る
30日は、日経平均株価(225種)が前日比43円21銭(0.51%)安の8434円61銭で3営業日ぶりに反落、TOPIXが前日比1.22ポイント(0.17%)安の728.46で4営業日ぶりに小幅反落した。28日と29日の大幅上昇の反動で利益確定売りが優勢だったが、下げ渋る展開となった。東証1部市場の売買代金は1兆629億円で12営業日ぶりに1兆円を上回った。
前日29日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比32ドル62セント(0.28%)高と続伸した。イタリア国債入札では落札利回りが過去最高水準だったが応札倍率が上昇した。米11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)は56.0で前回修正値40.9から大幅改善して市場予想も上回った。これらを好感して前日比101ドル00セント高まで上昇する場面もあった。注目されたユーロ圏財務相会合では、ギリシャ向け80億ユーロの融資実行、EFSF(欧州金融安定基金)の機能拡充、IMF資金源拡大の検討などで合意したが、特に目立った進展がなかったとして期待感がしぼみ、取引終了にかけて上昇幅を縮小した。S&P500株価指数も小幅に続伸したが、ナスダック総合株価指数は反落した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比70円19銭安と売り先行でスタートした。28日と29日の2営業日合計で317円81銭上昇した反動の利益確定売りが優勢だった。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き100万株の売り越しだった。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が欧米主要銀行の格付けを引き下げたことも弱材料視された。ただし寄り付き後は下げ渋り、8300円近辺の狭いレンジでモミ合う展開となった。日本の10月鉱工業生産速報値は前月比2.4%増で市場予想を上回ったが、反応は限定的だった。
午後に入ると、寄り付きから下落幅を広げる展開となり、日経平均株価は前日比116円13銭安の8361円69銭まで下落する場面もあった。中国などアジアの株式市場の下落が弱材料視された。しかし午後の中頃から大引けにかけては、売りが一巡して下落幅を縮小する展開となった。前日比ではマイナス圏にとどまったが、結局この日の高値圏で取引を終了して8400円台を維持した。月末ドレッシング買いとの見方もあった。日経平均株価の日中値幅は73円65銭だった。
東証1部市場の騰落銘柄数は値下がり銘柄が833(全体の50%)で、値上がり689(全体の41%)を上回った。セクター別には、輸出関連など主力銘柄への買い戻しが一巡して低位材料株が物色されるなど、物色の方向感に欠ける展開だったが、ガラス・土石、機械、半導体関連、メガバンク、海運などの下落が目立った。一方で、食品や商社などの一角が堅調だった。
日経平均株価、TOPIXともに下落したが、一段と売り込む動きは見られなかった。引き続きユーロ圏債務危機問題に対する警戒感は強いが、目先の下値固めを意識させる形だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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