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【株式市況を検証】東証1部市場の売買代金は25日まで9営業日連続の1兆円割れ
【株式市場フラッシュ:11月21日~25日の週の日本株式市場】
■日経平均株価、TOPIXともに年初来安値更新
11月21日~25日の週の日本株式市場では、引き続きユーロ圏の債務危機問題や、世界的な景気減速などに対する警戒感で手控えムードが強く、日経平均株価(225種)、TOPIXともに4週連続の下落となった。日経平均株価の25日終値は8160円01銭となり、18日から25日まで5営業日続落し、21日から25日まで4営業日連続で終値ベースの年初来安値を更新した。TOPIXは21日の終値717.08と、24日の終値706.08で年初来安値を更新した。東証1部市場の売買代金は25日まで9営業日連続の1兆円割れとなった。
ユーロ圏の債務危機問題については、イタリア、スペイン、フランスの国債利回り上昇、フランス国債の格付け引き下げの噂などに続き、ドイツの10年債入札が大幅な札割れとなり、ベルギーやポルトガルの国債利回りも上昇したため、一段と警戒感が強まった。24日の独仏伊首脳会談では、ユーロ安定に向けてEU各国への予算介入権を盛り込む条約改正案で一致したが、市場が期待するECB(欧州中央銀行)の役割拡大やユーロ共同債の発行については、メルケル独首相が反対の立場を強調したため債務危機問題が長期化するとの懸念が広がった。
米国の主要経済統計を見ると18日には、米10月景気先行指数(コンファレンスボード)が前月比0.9%上昇して市場予想を上回った。21日には、米10月シカゴ連銀全米活動指数がマイナス0.13と前月比で小幅改善し、米10月中古住宅販売件数が前月比1.4%増となって市場予想以上に改善した。22日には、米7~9月期実質GDP1次改定値が前期比2.0%増(季節調整済み年率換算)となり、速報値の2.5%増から下方修正されて市場予想の2.5%増を下回ったが、前期の1.3%増を上回った。23日には、米10月個人消費支出が前月比0.1%増加して、米10月耐久財受注は前月比0.7%減少した。米11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は64.1で速報値とほぼ同水準だった。米新規失業保険申請件数は39.3万件だった。いずれも市場予想よりもやや弱い内容となった。ただし市場の関心がユーロ圏債務危機問題に集中しているため、いずれも反応は限定的だった。
また23日には、英HSBCが発表した中国10月PMI(製造業購買担当者景気指数)が09年3月以来の低水準となり、ユーロ圏11月製造業PMI(購買担当者景況指数)速報値も46.4と弱い内容だったことで、中国やユーロ圏の景気に対する警戒感が強まった。
国内要因としては、世界的な景気減速、外国為替市場での円の高止まり、タイの洪水被害の影響などで、業績下振れに対する警戒感は根強い。外国為替市場では、週後半のドル・円相場で1ドル=77円台半ばに円が下落したが、ユーロ・円相場は1ユーロ=102円台に円が上昇したため、引き続き円の高止まりが懸念要因となった。また週後半には、日本国債格付け引き下げ懸念などで10年債利回りが上昇したことも警戒感につながった、
テクニカル面で見ると、日経平均株価(25日時点の8160円01銭)の移動平均線に対する乖離率は、25日移動平均線(同8624円13銭)に対してマイナス5.38%、75日移動平均線(同8716円98銭)に対してマイナス6.38%、200日移動平均線(同9430円64銭)に対してマイナス13.47%となり、いずれも前週末に比べてマイナス乖離を広げた。なお東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)は25日時点で76.9%となっている。
日経平均株価の終値ベースで騰落状況を見ると、週初21日は前週末比26円64銭(0.32%)安で続落、22日は前日比33円53銭(0.40%)安で3営業日続落、24日は前日比149円56銭(1.80%)安で大幅に4営業日続落、25日は前日比5円17銭(0.06%)安で小幅に5営業日続落した。日中値幅は21日が31円67銭、22日が89円34銭、24日が55円56銭、25日が63円88銭だった。
日経平均株価の週末25日の終値は8160円01銭で、前週末18日の終値8374円91銭に比べて214円90銭(2.57%)下落した。週間ベースで見ると4週連続の下落となった。取引時間中ベースの週間高値は21日の8375円60銭、週間安値は25日の8135円79銭で、1週間の取引時間中の値幅は239円81銭だった。
TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末25日の終値は706.60となり、前週末18日の終値719.98に比べて13.38ポイント(1.86%)下落した。週間ベースで見ると4週連続の下落となった。取引時間中ベースの週間高値は22日の719.50、週間安値は25日の703.88だった。なお25日時点の終値ベースでのNT倍率は11.55倍で、前週末18日時点の11.63倍に対して0.08ポイント低下した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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