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ディジタルメディアプロフェッショナル:第2四半期業績予想の大幅上方修正を発表
■グラフィックスIPコアへの引き合いは昨年度を上回るベースで増加
IPライセンスからLSI開発及びトレーニングまで幅広くグラフィックスソリューションを提供するディジタルメディアプロフェッショナル <3652> は、12日に今12年3月期第2四半期業績予想の大幅上方修正を発表した。
第2四半期売上予想は、前回予想を97百万円上回る550百万円(前回予想比21.4%増)、営業利益は102百万円上回る190百万円(同2.15倍)、経常利益は105百万円上回る170百万円(同2.61倍)、純利益は106百万円上回る170百万円(同2.65倍)と前回予想を大幅に上回る見込みとなった。
同社の属する半導体業界は、スマートフォンの世界市場での本格的な普及に牽引され、予想を上回るペースで市場回復が続いている。中でも、グラフィックス関連分野においてはカメラ、テレビ、自動車、プリンター、産業機器といった各種デジタル機器へも、スマートフォン同様にタッチパネルを用いた高度な表示機能の搭載が進んでおり、同社のグラフィックスIPコアへの引き合いは昨年度を上回るベースで増加している。
今回の上方修正の要因は、第3四半期以降に見込んでいた開発案件が順調に進み第2四半期に売上を計上したことと、半導体メーカーからのランニングロイヤリティ収入が堅調に推移したことなどにより、売上が当初予想を上回る可能性が高くなったことから上方修正の発表となった。
■好業績であるにもかかわらず、チャートは底値圏、PER5.87倍と見直し余地は大きい
同社の技術力は世界のトップクラスであり、日本の携帯メーカーだけでなく、海外のメーカーとも取引があり、同社のグラフィックスIPコアの技術力とともに、需要は高まる一方である。
また、財務面においても無借金経営で、自己資本率は97.2%であり、健全そのもの。
今12年3月通期業績予想は、売上高1,324百万円(前期比30.6%増)、営業利益423百万円(同34.5%増)、経常利益401百万円(同27.7%増)、純利益432百万円(同12.1%減)と大幅増収で、営業・経常利益共に大幅増益を見込む。
12日の株価は、上方修正の発表が13時であったことから、急騰し、1時ストップ高の1,510円を付けたが、引けは260円高の1,470円であった。チャートを見ると底値圏であり、PER5.87倍と見直し余地は大きい。スマートフォンの普及が急拡大しているが、それに伴い同社の事業も急拡大するものと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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