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【注目の決算発表】シチズンHDは業績増額・増配も利益確定売りで反落
シチズンホールディングス <7762> は11日、14円安の406円まで下げて8円安の412円と急反落し、8月9日につけた年初来安値390円に並ぶ399円安値を再び覗いた。10日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示と同時に、第2四半期累計・3月通期業績の上方修正と未定としていた配当の増配を発表、1Q営業利益も、今年7月5日の業績観測報道値を上回ったが、前日の米国市場でNYダウが、519.83ドル安の1万719.74ドルと再暴落し、為替レートも、1ドル=76円台と円高になったことから利益確定売りが先行した。
業績修正のうち3月通期業績は、期初予想より売り上げを15億円、経常利益を10億円、純利益を15億円各アップさせ、純利益は、90億円(前期比75%増)と続伸幅を拡大する。
東日本大震災によるサプライチェーン寸断の影響が深刻化せず、デバイス事業の収益改善活動が早期に効果を上げ、純利益も、税効果会計の影響で上ぶれることなどが要因となった。
期初に未定としていた配当は、第2四半期・期末とも4円として年間8円(前期実績7円)へ増配する。
株価は、東日本大震災発生で年初来安値390円まで急落し、いったん500円台を回復したものの、今期業績の伸び悩み予想で調整、世界同時株安で安値水準を再確認した。PERは14倍台、PBRは0.7倍と下げ過ぎを示唆しており、目先売り一巡後の再度の底上げ展開も見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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