【チャート・ワンコメント】「統合」の日立製作は２６週線割る、当面、日柄調整か

■週足チャート・ワンコメント

　　「経営統合」報の日立製作所 <6501> の週末値は４５１円、前の週に比べ２８円安。週足チャートは、年初来高値５２３円に対し、７月６日に４９２円まで戻したものの、５００円奪回ならず調整入り。

　　今週、三菱重工業 <7011> との経営統合が伝わった。しかし、ＮＹダウ急落で帳消しとなり、大きい週足陰線となって、今年４月後半以来の２６週線割れとなった。

　　三菱重工業とは２０１３年を目処に新会社を設立するという報道が伝わった。正式発表待ちながら、今後の楽しみな材料で株価の下支えとなろう。

　　一方、２０１２年３月期は２．０％増収、営業利益１０．０％減益、純益１６．３％減益の見通し。予想１株利益４４．２円。配当は未定（前期年８円）。

　　週足が２６週線を割っていることと、今期２ケタ減益ということから常識的には調整色が強まると見るべき。ただ、ＰＥＲでは割安水準に来ていることから値幅調整より日柄調整となる可能性が強い。中期投資なら４００円接近場面での仕込みがよいだろう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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