【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル・円相場は米連邦債務上限引き上げ問題次第

2011年7月31日 14:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【外国為替市場フューチャー:8月1日~5日のドル・円相場】

■当面はリスク回避の動きが優勢

  来週(8月1日~5日)のドル・円相場については、米連邦債務上限引き上げ問題を巡る米議会協議の決着次第だろう。5日発表予定の米7月雇用統計も注目材料となり、当面はリスク回避の動きが優勢となり、円が高止まりする展開が想定される。過去最高値1ドル=76円25銭を突破する可能性も指摘されており、この場合には円売り介入が焦点となるだろう。

  前週(7月25日~29日)のドル・円相場はドル売り・円買いの展開だった。米連邦債務上限引き上げ問題を巡って議会での与野党協議が難航し、米国債のデフォルト(債務不履行)や格付け引き下げが警戒され、週末29日の海外市場では1ドル=76円70銭台に円が上昇し、3月17日に付けた過去最高値の1ドル=76円25銭に接近した。

  したがって当面は、8月2日を期限とする米連邦債務上限引き上げ問題に関して、米議会での協議決着次第の展開だろう。最終的には債務上限を引き上げざるを得ないとの見方が優勢だが、協議は依然として難航しており、決着がズレ込み、一時的デフォルト(債務不履行)が避けられないとの見方も広がっている。また債務上限引き上げで決着しても、財政赤字削減金額が不十分であれば、格付け引き下げが避けられないとの見方も広がっている。

  さらに低調な経済指標を受けて、米景気先行きに対する警戒感も強まっているだけに、米7月雇用統計が低調な内容になれば、ドル売り・円買いが加速して、円が過去最高値を突破する可能性も指摘されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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