【注目の決算発表】新神戸電機は2Q業績上方修正も利益確定売り先行し急反落

2011年7月28日 18:02

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  新神戸電機 <6934> は28日、58円安の1266円まで下げて22円安の1302円と3日ぶりに急反落した。27日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示と同時に、第2四半期(2Q)累計業績の上方修正を発表、減益転換率を縮小するが、4月5日につけた年初来高値1354円目前となっていただけに利益確定売りが先行した。

  2Q業績は、売り上げを期初予想より10億円、経常利益を4億円、純利益を2億円それぞれ引き上げ、純利益は、11億円(前年同期比43%減)とした。

  1Q業績が2ケタ減益転換して着地したものの、オルタネーター回生車両用・アイドリングストップ車用鉛蓄電池を搭載する環境対応車の販売が好調に推移し、産業用電池、小形制御弁式鉛蓄電池とも震災復旧の取り替え需要が伸びたことなどで、期初予想の2Q業績に対して高進捗しており、この実績に基づき上方修正をした。

  3月通期業績は期初予想を据え置き、純利益は、42億円(前期比6%減)と前期の過去最高からの減益転換を予想している。

  株価は、東日本大震災後の4月に電力不足対策用に新電力貯蔵システムを提案したことで年初来高値1354円まで逆行高し、今期業績の減益転換予想で1084円まで調整したあと高値を窺うまで底上げしてきた。目先売り一巡後にPER15倍台の再割安修正も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
ソフトバンク・テクノロジーが好決算を材料に後場も値上がり率1位(2011/07/28)
任天堂は5日ぶりに反発、3DSビジネスが巻き返しに期待(2011/07/28)
【太陽光発電関連特集7】太陽電池セルメーカーなど主要な関連企業(2011/07/25)
【太陽光発電関連特集6】大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設も活発化(2011/07/25)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事