日清食品HD　湖池屋を傘下にもつフレンテ社と資本業務提携

　日清食品ホールディングスは11日、スナック菓子製造販売大手の湖池屋を傘下にもつフレンテと資本業務提携すると発表した。日清食品と湖池屋は、昨年夏に、それぞれのブランドによるコラボレーション商品を共同で開発するなど、事業活動全般で協力関係を築いてきた。今後は、両社の菓子流通と即席めん流通チャネルにおける強みを掛け合わせ、商品開発およびマーケティング、営業、資材調達、生産・物流機能、海外事業など、あらゆる面で相互協力することに加え、資本提携を結ぶことで、国内食品市場における競争力の強化を図る。

　日清食品HDは現在、フレンテの発行済株式総数の3.53%に相当する数の株式を取得しているが、今後さらに1.5%分の株式を取得する。また、資本業務提携の効果を検証したうえで、2年以内に15%に相当する数の株式を追加取得し、合わせて20%にすることも検討する。
　
　両社は、昨年夏に、「日清焼そばU.F.O. カラムーチョ ホットチリ味」と「コイケヤポテトチップス 日清焼そばU.F.O.濃厚ソース焼そば味」の2つのコラボレーション商品を販売したほか、今年2月には、第2弾として、「スコーン 日清焼そばU.F.O.濃厚ソース焼そば味」を販売している。即席めんとスナック菓子というそれぞれの強みを生かし、今後さらに新商品を開発していく方針。既に、来月6日に、コラボレーション第3弾として、「日清のとんがらし麺 とんがラムーチョ カラシビヒー麻婆味」、「カラムーチョチップス 日清のとんがらし麺 カラシビヒー麻婆味」、「スティックカラムーチョ 日清のとんがらし麺 カラシビヒー麻婆味」の3商品を全国で販売することが決まっている。