【銘柄診断】ＦＰＧはストップ高で連日の高値、２Ｑ好決算で割安修正買い増勢

★上方修正通りに高利益進捗率を示した

　　ＦＰＧ <7148> は２６日、４００円高の２１５９円とストップ高して、連日の株式分割権利落ち後の高値更新となり、終値は３８１円高の２１４０円と続急伸した。

　　２６日前引け後の１１時に今９月期第２四半期（２Ｑ）累計決算を発表、今年４月５日の上方修正通りに高利益進捗率を示したことを手掛かりに割安修正買いが続いている。

　　２Ｑ業績は、２Ｑ決算が初開示となるため前年同期対比はないが、売り上げ１２億６５００万円、経常利益７億１３００万円、純利益４億１６００万円となった。

　　タックス・リース・アレンジメント事業で匿名組合契約に基づく権利に対する需要が高まり販売が好調に推移、金融機関とのコミットメントライン契約で同事業の資金調達力が強化され、多額のリース物件の組成が可能となったことなどが要因となった。

　　９月通期業績は、東日本大震災の投資家に与える影響を慎重に見極める必要があるとして期初予想を据え置いたが、純利益は、４億７１００万円（前期比６％増）と連続の過去最高更新を見込んでいる。

　　株価は、大震災発生で１９６０円と急落したが、今年３月末割り当ての株式分割の権利取りで震災前水準を上回る２９５５円まで急反発をした。分割権利落ち後は、１３５０円安値から４月５日の２Ｑ業績増額で１７００円台を回復した。ストップ高でもＰＥＲは１１倍台と割安であり、権利落ち埋めを目指そう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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