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【銘柄診断】任天堂は新製品発表、増益転換予想も市場コンセンサス下回り安値更新
★Wii後継機は、6月7日開催のE3ショーに出展
任天堂 <7974> は26日、1万9330円まで下げて3月14日につけた年初来安値2万円を下抜いた。終値は320円安の2万10円と急反落した。
25日大引け後に3月期決算とWii後継機の新製品の来年発売を発表、前期業績が、昨年9月の下方修正値を下ぶれて大幅減収減益で着地し、今期は増収増益を予想したが、市場コンセンサスを下回ることを嫌い売り増勢となっている。
前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、大阪市場の終値対比で1010円安(円換算値)で引けたことも響いている。
前期業績は、前々期比29%減収、64%経常減益と悪化し、純利益は、昨年9月の減額値900億円がさらに776億2100万円(前々期比66%減)と落ち込んだ。
ゲーム機の販売が減少し、保有している未予約の外貨建資産負債を為替相場で評価して494億2900万円の為替差損が発生したことが要因となった。
今期は、3DSソフトなどの充実を図り増収増益転換を予想、純利益は、1100億円(前期比41%増)としたが、市場コンセンサスを約300億円下回る。
なおWii後継機は、6月7日開催のE3ショーに出展する。
株価は、前期第3四半期の低調決算を織り込み済みとして年初来高値2万6780円と買い直されたものの、東日本大震災発生で年初来安値まで大きく下落、底もみが続いた。下値再確認が長引きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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