【銘柄診断】水道機工は業績上方修正・復配を追撃材料に高値更新

★低位値ごろの材料株人気を再燃

　　水道機工 <6403> は２５日、７５円高の３０４円まで上げて、３月２５日につけた年初来高値２９０円を更新し、終値は５８円高の２８７円と５営業日ぶりに急反発した。

　　前週末２２日大引け後に２０１１年３月期業績の上方修正と５期ぶりの復配を発表、東日本大震災関連の復旧・復興特需思惑に続く追撃材料と評価され値ごろ株買いが再燃している。

　　３月期業績は、売り上げを期初予想より１０億３７００万円引き下げたが、経常利益を１億９１００万円、純利益を１億２８００万円それぞれ引き上げ、純利益は２億８８００万円（前期比２０％減）と減益転換率を縮小する。

　　売り上げは、公共投資縮小や民間設備投資の低調推移で下ぶれたが、利益は、選別受注や個別プロジェクトごとの採算管理を徹底し原価低減、固定費削減を進めたことが寄与して上方修正につながった。

　　期末配当は、２００６年３月期以来、５期ぶりに２．５円配当として復配する。

　　株価は、業績の水面下低迷を反映して１００円台下位で底値圏推移が続き、東日本大震災発生で年初来安値９５円まで急落したが、震災関連の特需思惑で年初来高値まで大化した。低位値ごろの材料株人気を再燃させ、急騰再現思惑をサポートしよう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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