【銘柄診断】イメージワンは安値をつけたあと反発、今後は回復軌道に復帰へ

2011年3月16日 15:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■足元の業績停滞は一時的

  イメージワン <2667> は、寄り付きに昨年来安値の1万1900円をつけたあと、2100円高の1万4000円と反発している。今2011年9月期第1四半期の決算が売上げ3億3900万円(前年同期5億9800万円)、営業利益5600万円の損失(同4400万円の損失)と低調なスタートと今回の地震があいまっていた。

  医療画像保管・配信・表示システムなどを扱っている「医療画像事業」では、予定していた商談が第2四半期にずれこんだほか、衛星画像、ソフトウェア、計測機器等の販売をしている「衛星画像事業」も安全保障分野向け衛星画像データ及び、ソフトウェア販売が落ち込んだ。

  また、新規商品投入のための営業・開発人員の増加が利益を押し下げる要因となった。今9月期通期については売上げ24億円と前年同期比8%増収、営業利益7500万円、同136%増の増収益を見込んでいる。

  第2四半期以降は「医療画像事業」では放射線科情報システムの受注案件もあり増益基調の見通しにあり、「衛星画像事業」は、衛星画像データに付加価値をつけた事業を推進し収益性の改善を行う一方で海洋監視事業等の新規開発事業の受注につなげていく方針だ。第1四半期は毎期営業利益損失でのスタートと季節的な要因が強く、今期だけが低調な始まりとなったということではない。そうした見解が浸透するにつれ株価も見直されていく可能性が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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