ニーソン、ストリープのアスラン役に驚き Netflix新作『ナルニア』で声を継承

(Netflix.com)[写真拡大]
Netflix映画『ナルニア:魔術師のおい』で、メリル・ストリープがアスランの声を担当する。過去の映画3作で同役を演じたリーアム・ニーソンは、インタビューで新作と配役を知り、驚きながらストリープをたたえた。日本では2027年2月11日に劇場公開され、Netflixでは4月2日に配信される予定だ。
■新アスラン役を知ったニーソンの反応
2026年10月28日付のScreenRantのインタビューで、ニーソンは新たな『ナルニア』映画について尋ねられ、初めて聞いたと答えた。インタビュアーのリアム・クロウリーがストリープのアスラン役を伝えると、「メリルがイエス・キリストを演じるのか?」と応じた。
相手が肯定すると、ニーソンは「キリストを女性にするなら、メリル以上の人はいない」と続けた。さらに監督を尋ね、グレタ・ガーウィグだと聞くと、「そうか。すごいね」と反応した。
ニーソンは、ウォルデン・メディアが製作した2005年から2010年の映画3作でアスランの声を担当した。日本での作品名は『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』だ。
Box Office Mojoの集計では、2026年11月時点で3作の世界興行収入は合計約15億8000万ドル(約2500億円)に上る。ゆったりとした低い声でアスランの威厳を表現したニーソンに続き、ストリープがこのライオンにどのような声を与えるかが、新作の見どころの一つとなる。
■ナルニア誕生を描く物語と出演陣
新作の原作は、C・S・ルイスの小説『魔術師のおい』だ。『ナルニア国物語』全7巻のうち6番目に出版された作品で、物語の時系列では最初に当たり、ナルニアが生まれるまでを描く。
RELEVANTの作品紹介によると、デヴィッド・マッケンナがディゴリー・カーク、ベアトリス・キャンベルがポリー・プラマーを演じる。2人は異世界への旅に出て、「世界と世界の間の森」を経由し、ナルニアの誕生に立ち会う。『バービー』にも出演したエマ・マッキーは、後に白い魔女として知られるジャディス役を務める。
キャリー・マリガンは、重い病を抱えるディゴリーの母を演じる。Empireの取材内容を紹介したNarniaWebによると、映画での名前はフローラ・カークだ。ダニエル・クレイグはディゴリーのアンドルーおじ役を務め、キアラン・ハインズ、コブナ・ホルドブルック=スミス、デニース・ゴフ、スーザン・ウォーコマも出演する。
■ストリープの声と配役を巡る議論
アスラン役には、原作の宗教的な背景も重なる。原作のアスランは雄のライオンで、『ライオンと魔女』に描かれる犠牲と復活には、イエス・キリストの物語が重ねられている。
AP通信は、ストリープの起用に一部の保守的なキリスト教評論家が反発する一方、俳優と役柄の性別が異なる配役を支持する意見もあると報じた。Christianity.comも、この配役を「冒涜的」と呼ぶSNS投稿などを紹介している。原作にはアスランが子羊として現れる場面や、アスランを表すアホウドリに導かれる場面もあり、その表現にはさまざまな姿が用いられている。
声の演出について、RELEVANTは、映画を見た匿名の制作関係者が、アスランは明確に雄として描かれ、声もストリープ本人というよりアスランとして聞こえると説明したと報じた。NarniaWebも、低く、しゃがれた声になるとの情報を複数の独立した情報源から得たとしている。
ルイスの継子であるデイヴィッド、ダグラス両グレシャムの家族は、Netflixを通じた声明で、ガーウィグの原作への情熱と制作陣を支持した。ロンドンの撮影現場を訪れた際にもその熱意を感じたとし、今後の作品でも協力を続けたいとしている。
■ガーウィグが大切にする原作の発想
監督・脚本を務めるガーウィグは、『バービー』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』を手掛けてきた。Netflixが公表したコメントでは、幼い頃に『魔術師のおい』を読み、宇宙的なライオンが歌でナルニアを生み出すという、途方もなく魅力的な発想に心を奪われたと語っている。
ストリープの起用についても、ガーウィグはEmpireのインタビューで求めた資質を説明した。NarniaWebが紹介した発言によると、深みと威厳に加え、喜びや楽しさを伝えられ、70歳を超える経験の知恵と子どものような驚きを併せ持つ、卓越した俳優を探していたという。
The New Yorkerは2023年7月、ガーウィグがNetflixと、少なくとも2本の『ナルニア国物語』映画の脚本・監督を担当する契約を結んでいると報じた。ナルニア誕生の物語を出発点に、シリーズを継続して映像化する構想が背景にある。
■日本は2027年2月11日公開、Netflix配信は4月2日
ソニー・ピクチャーズは、日本での正式タイトルを『ナルニア:魔術師のおい』とし、2027年2月11日から全国の映画館で公開すると発表した。日本の劇場配給も同社が担当する。
Netflixの海外向け発表では、2月10日にIMAX限定の先行上映を始め、2月12日からIMAXを含む劇場で世界規模の公開を行う。配信開始は4月2日で、海外の一般劇場公開日から配信までの間隔は49日間となる。GamesRadar+は、Netflix作品が配信に先駆けて世界規模の大規模劇場公開を行う初のケースと報じている。
当初は2026年の感謝祭時期にIMAX公開が予定されていた。Deadlineは、出演者の負傷で製作が6週間遅れ、当初の日程に間に合わなくなったと報じた。新たな公開計画についてガーウィグは、Netflixが公表したコメントで、劇場と配信の双方で観客に作品を届けることへの期待を示している。
元記事: Replaced by a Legend: Liam Neeson Reacts to Meryl Streep’s Aslan Casting in Netflix’s Narnia Reboot
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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