マツダこだわりの標準スピーカー! マツダ・ハーモニック・アコースティックスとは?

2019年8月24日 08:29

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Mazda3のオーディオシステム。(画像: マツダの発表資料より)

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  • Mazda3のオーディオシステム。(画像: マツダの発表資料より)
  • Mazda3のオーディオシステム。(画像: マツダの発表資料より)

 マツダ・ハーモニック・アコースティックスとは、マツダの新しい標準装備のオーディオシステムだ。従来の標準のオーディオシステムと比較して大幅に進化した。これによりドライバーが自然と運転に集中でき、乗車全員がリラックスすることができる。MAZDA3から採用され、今後CX-30などの新型車にも装備されるシステムだ。

【こちらも】マツダの今後は? MAZDA3から始まる次世代戦略

 具体的なポイントは4つだ。1つ目は従来4~6個だったスピーカーの数を8個にまで増やし幅広い音量で再生できるようにした。2つ目はスピーカーの位置を工夫して中高音域は耳の近くのドア上方に設置し、低音域は全席足元のフロントカウル内に配置、オーディオルームと同じ配置を採用した。

3つ目は運転席モードの新設だ。すべてのスピーカーの音を運転席も耳元に合わせることで、運転席を中心として広がる気持ちいい音響空間を実現した。全席モードの設定もある。4つ目はチューニングの設定をボディタイプ(セダン・ファストバック)と、シート素材(布・レザー)によって変更したことだ。従来はオプションのBOSEサウンドシステムはチューニングを実施していたが、標準スピーカーでも実施した。これにより、選んだ車に最適なチューニングを楽しむことができる。

 マツダが目指したことは、音をコントロールし、すべての音が人間にとって心地よく聞こえることだ。ただ、良い音といっても価値観は千差万別である。そのため好みの音量で聞くことができること、音源に入っている情報を正しく再生できることの2つをポイントに開発した。

小さい音量で聞くために遮音性を高めるため、ドアの穴を徹底的に塞いだ。さらに大きな音量でも低温のビビり音をなくすために、スピーカーの取り付け位置をドアから固いドアパネルへ変更した。

 ここまで標準スピーカーに力を入れているメーカーはほとんどないため、競合時に価値ポイントになるとマツダは考えている。さらにオプションのBOSEサウンドシステムを選ぶことで、低音の迫力向上やBOSE専用スピーカーによるクリアな音質を楽しむことができる。

MAZDA3のBOSEサウンドシステムは、メーカーオプションで7万5,600円(税込)にて選択できる。検討時は聞き比べてマツダのこだわりを体感してみてはいかがだろうか。

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