Googleの通貨換算、ガーナセディの価値を実勢の4分の1程度と表示

2019年3月24日 23:56

印刷

記事提供元:スラド

Googleが提供する通貨換算・為替レート表示機能で15日、ガーナの通貨ガーナセディの価値を実勢の4分の1程度と表示するトラブルが発生していたそうだ(ガーナ財務省のプレスリリースThe Registerの記事)。

現在Googleの検索結果に表示される15日のレートでは1米ドルが5.62ガーナセディと表示されるが、15日の段階では22.72ガーナセディと表示されていたという。ガーナ財務省によれば、他の通貨とガーナセディの為替レートも誤った表示になっていたとのこと。

これについてGoogleはガーナの財務大臣と中央銀行頭取にあてた書状で誤りを認め、修正を行ったと述べているそうだ。ただし、誤った情報が提供されたことについて残念だと述べるのみで、謝罪には至らなかったことに対し、ガーナ財務省は批判的だ。

今年に入って、Googleが誤った為替レートを表示するのはガーナセディが初めてではないという。2月22日には選挙を目前に控えたナイジェリアで同国通貨ナイラを2倍近くの価値と表示しており、1月16日にはパキスタンルピーでも同様の誤表示が発生したとのことだ。

なお、Google Financeの免責事項では通貨換算の項に「表示される為替レートの正確性について、Google は保証いたしません。為替レートの変動に影響される可能性のある取引を行う際は、ご自身でその時点でのレートをご確認ください。 」と記載されている。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | Google | バグ | IT | お金

 関連ストーリー:
Microsoftが時価総額でAppleを上回り、世界で最も価値ある企業になったとの誤情報が出回る(追記: 26日には実際に一時上回る) 2018年11月27日
韓国サムスン証券、配当送金時に単位の「ウォン」を「株式」と間違えて大量の株式を配る 2018年04月10日
板書でWordを教えるガーナの教師 2018年03月02日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事