クラウドストライク2026年版法律業界脅威動向レポート:米国の法律事務所に対する攻撃で曖昧になるデジタルと物理的侵入の境界
配信日時: 2026-11-05 11:00:00
CHATTY SPIDERの活動が129%増加しており、攻撃者は人を勧誘して法律事務所に潜入させ、秘匿性の高い依頼人情報を狙ってデータ窃取と恐喝を実行
※この資料は米国にて2026年10月28日に発表されたプレスリリースの抄訳です。
クラウドストライク(NASDAQ:CRWD)は本日、「クラウドストライク2026年版法律業界脅威動向レポート」を発表しました。同レポートでは、法律業界を標的として確認された悪意のある活動の82%を金銭目的の攻撃者が占めており、CHATTY SPIDERが米国の法律事務所に対する主要な脅威として台頭していることが明らかになりました。サイバー犯罪者は、法律業界から金銭的利益を得るための新たな手法を編み出しています。その手口はソーシャルエンジニアリングから物理的侵入へとエスカレートしており、依頼人の機密情報を窃取し、それを利益につなげようとしています。
初期アクセスからデータ窃取に至るまでの時間が短くなっています。AIの能力が向上するにつれて、この時間はさらに短くなり、防御側が攻撃を阻止するために使える時間も減少します。法律事務所は、依頼人との通信、知的財産、企業取引に関する秘匿性の高い情報を扱っているため、サイバー犯罪者が悪用できる機密情報への入口となっており、その依頼元である企業や政府機関もリスクにさらされます。
クラウドストライク法律業界脅威動向レポートのハイライト:
290を超える特定済みの攻撃者を追跡するCrowdStrike Counter Adversary Operationsの最前線のインテリジェンスに基づく本レポートでは、以下の点が明らかとなりました。
- サイバー犯罪グループによる法律事務所への攻撃が増加:CHATTY SPIDERは法律関連組織に対する最大の脅威となり、悪意のあるアクティビティは129%増加しました。ある侵入事例では、同グループが人を勧誘し、IT担当者になりすまして法律事務所に物理的に潜入させ、リモートアクセスを確立しました。別の事例では、攻撃者は初期アクセスを獲得してからわずか4分後に機密データの窃取を試みており、その攻撃活動の速さが浮き彫りになりました。
- 法律関連組織に対する恐喝の急増:ビッグゲームハンティングを行う攻撃者によってデータリークサイトに掲載された法律関連組織は455に上り、前年比で39%増加しました。法律業界に対して確認された活動の大半を、金銭目的の攻撃者が占めています。攻撃者は依頼人情報の機密性の高さを悪用し、恐喝の圧力を最大限に高めています。
- SPIDERによるアイデンティティベースの攻撃が拡大:SNARKY SPIDERとCORDIAL SPIDERは、アイデンティティベースの攻撃によって法律事務所を標的とし、SaaSアプリケーションへの正規のアクセス権限を悪用し、データ窃取と恐喝を行いました。この2つの攻撃者は、わずか1か月の間隔で同じ法律事務所を標的にしました。この事例は、複数の犯罪グループが価値の高い法律関連組織に攻撃を集中させている状況を浮き彫りにしています。
- 中国に関連する攻撃者による諜報活動の激化:法律業界で確認された中国関連の攻撃者の種類が2倍になるなか、TITAN PANDAは、法律業界向け請求管理ソフトウェアを悪用した初めての事例として確認されました。WARP PANDAは、ESXiのゼロデイ脆弱性を利用して、検知されにくいアクセスを確立しました。MURKY PANDAは大規模なパスワードスプレー攻撃を実行し、30日間にわたって300のIPアドレスから、米国の単一の法律事務所にある約500のアカウントを標的にしました。この事例は、中国関連の攻撃活動の規模と執拗さを示しています。
クラウドストライクでCounter Adversary Operationsの責任者を務めるアダム・マイヤーズ(Adam Meyers)は次のように述べています。
「法律事務所は、サイバー犯罪者にとって新たなATMとなっています。攻撃者は、秘匿性の高い依頼人情報の価値を悪用しています。情報を手に入れるためであれば、キーボード上の攻撃にとどまらず、物理的な手段も辞さないのです。犯罪者が人を勧誘し、法律事務所に物理的に潜入させる事例が確認されており、デジタル攻撃と物理的攻撃の境界は曖昧になっています。防御側には、侵入が恐喝へと発展する前に攻撃活動を検知して阻止できるよう、アイデンティティ、エンドポイント、クラウド環境を横断した可視性が必要です」
追加のリソース:
- クラウドストライク2026年版法律業界脅威動向レポートをダウンロード
- 脅威アクターおよび推奨事項についてのインサイトをお届けする「サイバー攻撃者ポータル」ポッドキャストをお聞きになり、セキュリティ強化にお役立てください。
- 詳しくは、ブログまたはWebサイトでご確認ください。
クラウドストライクについて
クラウドストライク (NASDAQ:CRWD) は、サイバーセキュリティのグローバルリーダーであり、エンドポイント、クラウドワークロード、アイデンティティ、データを含む企業リスクを考える上で重要な領域を保護する世界最先端のクラウドネイティブなプラットフォームにより、現代のセキュリティを再定義しています。
CrowdStrike Falcon(R)プラットフォームは、CrowdStrike Security Cloudおよび最先端のAIを搭載し、リアルタイムの攻撃の痕跡 (IOA)、脅威インテリジェンス、進化する攻撃者の手口、企業全体からの充実したテレメトリを活用して、超高精度の検知、自動化された保護と修復、精鋭による脅威ハンティング、優先付けられた脆弱性のオブザーバビリティを提供します。
Falconプラットフォームは、単一の軽量エージェントアーキテクチャを備え、クラウド上に構築されており、迅速かつスケーラブルな展開、優れた保護とパフォーマンスを提供し、複雑さを低減し即座に価値を実現します。
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