観光客との新しい関係性を、京都で探す。「Borderless Visit」、京都市の共創プログラムで実証実験へ

プレスリリース発表元企業:ボーダレスハウス株式会社

配信日時: 2026-11-05 10:30:05

旅行者と京都の住民が同じ食卓を囲む「Borderless Table」、2026年度内に京都市内で実施



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多文化共生社会の実現に向けてソーシャルビジネスを展開するボーダレスハウス株式会社(代表取締役:李 成一(り・せいいち)、以下、ボーダレスハウス)は、運営するホームビジット事業「Borderless Visit(ボーダレスビジット)」において、旅行者と京都に住む人・働く人がまちのパブリックな空間で食卓を囲む新たな取り組み「Borderless Table(ボーダレステーブル)」を開始します。

2011年の事業開始以来、累計5,600回以上の交流を日本の家庭の食卓で重ねてきた同事業にとって、家庭以外の場に交流の場をつくるのは15年で初の試みです。本取り組みは、京都市の共創プログラム「Commoning Kyoto(コモニング・キョウト)」に採択され、2026年10月より京都市とともに準備を進めています。2026年度内に京都市内で実証実験を実施予定です。

■ なぜ今、京都で

京都は、世界中から旅人が訪れるまちです。通勤の道にも、買い物の帰り道にも旅行者がいます。それでも、市民と旅行者が言葉を交わす機会はほとんどなく、すれ違う旅行者は「観光客」という一つの塊として目に映ります。旅行者の側も同じで、関わりは「提供する人」と「消費する人」の関係にとどまります。互いに顔の見えないまま、数だけが増えていく。当社は、この一元的な理解が観光摩擦の根にある構造だと考えています。

Borderless Visitは、多文化共生社会の実現を目指すボーダレスハウスが、生活者と旅行者が対等な立場で食卓を囲むホームビジット体験を通じて、国籍や文化などの「ちがい」に向き合う力を持った人を地域に増やしたいという想いから展開するサービスです。訪日旅行者が日本の家庭を訪れ、いつものおうちごはんを囲む。その2~3時間が、旅行者と生活者を対等な友人関係に変えています。
東海大学・山本志都教授との共同研究「ホームビジットによる訪日外国人旅行者との異文化交流がホストに与える影響の探索的研究」(2018年)では、ホストに「外国人に対するステレオタイプの修正」「ゲストの視点を通じた自文化の再評価」「英語が話せなくても通じ合えるという実感」という3つの認知変化が起きることが確認されています。同研究によると、ホストからは「世界が近く感じられた」「自分の中では当たり前だったことを褒められてびっくりした」「喋れなくても気持ちは伝わる」といった声が寄せられています。

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ホームビジットでは、訪日旅行者が日本の家庭を訪れ、いつものおうちごはんを囲む

一方で、2011年から15年にわたり全国で運営を続ける中で、痛感してきたことがあります。多くの人にとって、「自宅に招く」ことには心理的なハードルがあるということです。自宅に十分なスペースがない、食事制限が不安、家族の同意が得られない。国際交流の経験がない人ほど、最初の一歩を踏み出せません。このハードルの手前に、もう一つの入口を置けないか。それが本取り組みであるBorderless Tableの出発点です。

■ 京都市との取り組みと今後

「Commoning Kyoto」は、京都市が2025年12月に策定した「京都基本構想」を、理念にとどめず市民が日常で体感できる形にしていくための共創プログラムです。「1000年後の文化の種を、ともにまく。」を合い言葉に、市民・事業者からアイデアを募り、年度を通じて伴走支援を行うものです。当社は2026年10月に採択され、京都市の伴走支援のもとで準備を進めています。
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京都基本構想では、観光客も今の京都を担う存在として捉えられており、当社はこの考え方に深く共感しています。観光客と住民の多層的で緩やかなつながりを、どのように生み出していくのか。その問いへのひとつの答えとして、本プログラムで実現を目指すのが「Borderless Table」です。

当社は京都市上京区に関西オフィスを構え、京都で国際交流シェアハウスを運営してきました。外から観光地の課題を解決しに来るのではなく、このまちで暮らし、働く側の一つとして、京都市や地域の皆さまとともに取り組みます。
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Borderless Table のスキーム。ボーダレスハウスが企画・集客・予約管理を担い、会場となる飲食店・公共施設・学校と協働する

■ Borderless Table とは

「Borderless Table」は、京都市内の飲食店や公共施設、学校などのパブリックな空間で、旅人と京都に住む人・働く人が共にテーブルを囲み、食事をしながら交流する2時間です。自宅を開ける必要がないため、参加の心理的ハードルは大きく下がります。

変わらないものは一つです。旅行者と生活者が「提供する人」と「消費する人」ではなく、対等な関係で出会うこと。道ですれ違うだけだった相手が、名前のある一人に変わること。これは、場所が変わっても、変わらないBorderless Visitの本質的な体験価値です。

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Borderless Table 旅人と京都に住む人・働く人が、共にテーブルを囲む2時間


今後のスケジュール
[表: https://prtimes.jp/data/corp/34540/table/15_1_3b6cfc2284d1c20e5154f4bffe3bebb1.jpg?v=202611051245 ]
実証実験の詳細(日程・会場・参加方法)は、改めてお知らせします。

・京都市の共創プログラム「Commoning Kyoto(コモニング・キョウト)」特設サイト:https://1000.city.kyoto.lg.jp/commoning-kyoto/

■ コメント
京都市 都市経営戦略室
「京都市では、共創プログラム『Commoning Kyoto』を通じ、京都基本構想が掲げる価値を形にする多様な主体の挑戦を応援しています。ボーダレスハウス様の取組は、京都で暮らす人と訪れる人が食卓を囲み、旅行者と生活者という立場を越えて、一人の人間として出会う試みです。こうした出会いが一度きりの交流にとどまらず、互いを理解し尊重し合う関係へと育まれ、基本構想が大切にする『人とのつながり』が京都から広がることを期待しています」

ボーダレスハウス株式会社 Borderless Visit 事業共同代表 楠 めぐみ
「15年間、世界中の旅行者と日本各地の家庭との出会いを、5,000回以上見守ってきました。80を超える国と地域から、日本の歴史や文化を深く知りたい年配のご夫婦も、ハネムーン中のふたりも、ホームスクーリングをしながら旅先の暮らしを学ぶ家族もやってきます。

最初はとても緊張していた人たちが、同じ釜の飯を食べながら写真を撮り合って、連絡先を交換している。国も言葉も違う人同士がたった数時間でこんなにも良い関係を築けるのだと、運営チームの私たち自身も毎回驚きと喜びをもらっています。

一方で『受け入れてみたいけれど、我が家には招けない』という声も、何度も聞いてきました。そんな方々ともこの経験を分かち合える場を、京都市や地域の皆さんと一緒につくっていきます」

■ 一緒に取り組んでくださるパートナーを募集しています
本取り組みでは、以下の皆さまを探しています。
- 会場をご提供いただける飲食店・公共施設・学校
- 参加してみたい、京都に住む方・働く方
- 当日のファシリテーションを担ってくださる、京都在住の大学生・留学生

ご関心のある方は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。


■ Borderless Visit について
訪日旅行者が日本の家庭を訪れ、いつものおうちごはんを囲む「ごはんだけのホームステイ」。2011年に事業を開始、2025年9月にNPO法人 NAGOMI VISIT より事業譲渡を受け、2025年11月より「Borderless Visit」として新たにスタートしました。
- ホームビジット実現回数:累計 5,658回
- ホスト参加人数:のべ 16,974名
- ゲスト参加人数:12,218名
(2026年8月現在)

2018年に地球市民賞(独立行政法人国際交流基金)を受賞、同年「第4回ジャパンツーリズムアワード」国内・訪日領域地域部門に入賞。
サービスサイト:https://jp.borderless-visit.com/

■ 会社概要
会社名:ボーダレスハウス株式会社
代表者:代表取締役 李 成一(り・せいいち)
所在地:本社 東京都台東区柳橋1-10-8 ボーダレスハウス浅草橋 2階 /関西オフィス 京都市上京区五辻通千本東入上る桐木町880 KeFU stay&lounge 1階
設立:事業開始 2008年
法人設立 2017年(株式会社ボーダレス・ジャパンより分社化)
事業内容:国際交流シェアハウス事業、ホームビジット事業
Webサイト:https://borderlesshouse-corp.com/

【報道関係者からのお問い合わせ】
ボーダレスハウス株式会社 広報担当:志村
TEL:03-5829-9161
問い合わせフォーム:https://borderlesshouse-corp.com/contact/

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