スペースデータ、港湾物流の停止から回復までを空間知能で再現し、運用判断を支援する港湾の運用基盤を開発

プレスリリース発表元企業:株式会社スペースデータ

配信日時: 2026-10-30 12:00:00

空港運用と同じ基盤を港湾へ広げ、対策の効果を事前に数字で比べられるように



株式会社スペースデータ(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤航陽、以下「スペースデータ」)は、止めることのできない港湾物流の運用を、船・岸壁・荷役・ゲート・トレーラーの動きごと空間基盤に再現し、強風や濃霧、システム障害などで荷役や入出港が止まった際に、影響を抑えて早期に通常の運用へ戻すための判断を支援する港湾の運用基盤「PORT OPERATIONS」を開発しました。国内の大規模なコンテナターミナルを想定し、「現場の状況を一つの画面に集める」「過去の悪天候・障害の経過を再現し、対策の効果を数字で比べる」「クレーン故障や停電などの事象を起こし、影響を試算する」の3つの機能を備えます。スペースデータが開発するシミュレーション基盤「SpaceBrain(スペースブレイン)」の技術を用いて構築しています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/80352/254/80352-254-5a3df5b479d8dc8790116bb89369fb2f-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


背景
日本の貿易は重量ベースで99%以上を海上輸送が担っており、なかでもコンテナターミナルは、暮らしと産業を支える物資の積み下ろしが集中する物流の要です。
一方で、港湾の運用は強風や濃霧などの気象や、システムの障害による停止を避けられません。荷役や入出港が止まると、沖で待つ船やゲート前に並ぶトレーラーの列が時間とともに伸び、その影響は次の寄港地や陸上の物流にも広がります。そのため、止まったあとにどの船をどの岸壁で、どの順番で扱えば影響を最小限にできるかを事前に検討し、関係者で共有しておくことが求められています。
3つの機能
1. 統合運行モニターで、現場の状況を一つの画面に集める
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/80352/254/80352-254-534c925de3990c54d0cd3694f4c7384a-1397x582.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


▲統合運行モニターの画面。船ごとの岸壁・荷役の進み・出港の見込み、監視パネル、港湾の空間基盤を一つの画面に並べている
統合運行モニターは、船ごとの着岸岸壁、荷役の進み具合、出港の見込みと遅れを一覧で示し、港湾の空間基盤上で、強風で止まったクレーンやゲート前のトレーラーの列、沖で待つ船を場所ごとに表示します。ゲートの搬入予約、コンテナ番号の自動読み取り、冷凍コンテナの温度、危険物、気象センサーなどの監視情報も同じ画面に並べ、ターミナルの運営者や荷役・ゲートの担当者が部門をまたいで状況の認識をそろえられるようにします。
2. 過去の悪天候・障害を再現し、対策の効果を数字で比べる
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/80352/254/80352-254-c2c057b87d7f3bd16ff28df2cf2ed01f-1397x562.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


▲強風で荷役が止まるケースのシミュレーション画面。空間基盤上で荷役の中止と沖待ちの船を再現し、右側で対策なし/ありの結果を比べている
強風・濃霧・システム障害の3つのケースについて、港湾の運用規程や報道で確認した経過をもとに、沖で待つ船やゲート前のトレーラーの列がどのように伸びていくかを時間を追って再現します。対策を取らなかった場合と取った場合を同じ条件で計算すると、シミュレーションの条件では次のような結果となりました。
- 強風:荷役の前倒しと、隣り合うターミナル間での岸壁の融通により、沖待ちの延べ時間(沖で待つ船の隻数と待ち時間を掛け合わせた値)が45.3隻・時から23.9隻・時に、出港の遅れ(平均)が5.1時間から3.2時間に短縮
- システム障害:手作業での受付と搬入予約の振り替えにより、ゲート前で待つトレーラーの最大台数が1,200台から621台に減少
- 濃霧:霧が晴れたあとに航路が混み合うため、岸壁側の対策だけでは効果が限られる(沖待ちの延べ時間22.7隻・時から21.6隻・時)ことも確認

3. クレーン故障や停電などの事象を起こし、影響を試算する
クレーン故障、停電、ゲートのシステム障害、本船の遅れ、航路の閉鎖、危険物の漏えい、侵入検知の7種類の事象を、選んだ岸壁と時刻に発生させ、平常の日と比べて出港が遅れる船やゲート前の待ちがどう変わるかを示します。7種類をまとめて比べることで、優先して備えるべき事象や、発生時の初動の手順を検討できます。
今後の展望
スペースデータは、本システムを、先に公開した空港オペレーションのシステムと同じ基盤の上に構築しています。空港と港湾という止めることのできない交通・物流の拠点で共通して使える運用基盤として、ターミナルの運営システムや気象観測のデータとの接続、実際の運用データを用いた検証を、港湾の運営者や物流事業者とともに進め、港湾物流のレジリエンスの向上に貢献していきます。
株式会社スペースデータについて
株式会社スペースデータは、宇宙を誰もが活用できるインフラへと変える「宇宙の民主化」を使命に、宇宙をはじめとするあらゆる空間の知能化(MAKE SPACE INTELLIGENT)に取り組むテクノロジースタートアップです。
空間を情報化し、AIに物理を学ばせ、機械が自律的に動けるようにする「空間知能」の技術を活用して、宇宙開発から都市開発、防災、安全保障まで、次の未来を支えるデジタルプラットフォームの構築を国内外で進めています。
スペースデータの公式サイトでは、「NEWS」にて最新の取り組みや発表をご紹介しています。詳細は https://spacedata.jp/news をご覧ください。
社名:株式会社スペースデータ
代表:佐藤航陽
所在地:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階
資本金:15億1300万円
事業内容:宇宙開発に関わる投資と研究
HP:https://spacedata.jp
NEWS:https://spacedata.jp/news
X:https://x.com/spacedatainc
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/spacedatajp/
採用情報:https://www.wantedly.com/companies/spacedata/projects
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