セルフ式サービスステーション(SS)の無人化を目指すAI自動給油許可監視システム「AiQ PERMISSION(アイキューパーミッション)」提供開始に関するお知らせ
プレスリリース発表元企業:株式会社ELEMENTS
配信日時: 2026-05-08 15:00:00
株式会社ELEMENTS(本社:東京都中央区、代表取締役:長谷川 敬起、以下「ELEMENTS」)は、コスモエネルギーホールディングス株式会社(代表取締役社長:山田 茂)、のグループ会社であるコスモ石油マーケティング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高山 直樹)と開発中のセルフ式サービスステーション(SS)向けAI自動給油許可監視システム「AiQ PERMISSION(アイキューパーミッション)」について、全国のセルフ式SSへの提供を開始することをお知らせします。本システムにより、現在セルフ式SSの従業員が行っている業務の一部をAIに代替させることが可能になります。
AI自動給油許可監視システム「AiQ PERMISSION」※給油シーン動画の掲載あります:https://elementsinc.jp/aiq-permission/
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61051/124/61051-124-4ad635058eb52d435499e9ca4c0c8d6c-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
参考:プレスリリース「コスモ石油が採用予定、AIが給油中の安全確認などを行うシステムを開発 」: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000061051.html(2025/03/31)
■サービス開発の背景
国内の給油所(SS)数は、1994年度末の60,421箇所をピークに減少が続いており、2024年度末には27,009箇所と、30年間で半数以下になりました*1。【揮発油販売業者数と給油所数の推移】(2024年実績)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61051/124/61051-124-d4030859ba8044c10d363f0bec415c9c-1999x1000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
主な要因としては、燃料油需要の減少も然ることながら、近年では人員不足、後継者不在によるのサービスステーション閉店も要因の一つとして挙げられます。特に過疎地域ではサービスステーションの閉店は「地域インフラの危機」と捉えられ、大きな課題となっています*2。
こうした課題の解消のため、総務省消防庁は「危険物施設におけるスマート保安等に係る調査検討会」にて、セルフ給油取扱所における AI 等による給油許可監視支援についての議論を2021年より開始*3しました。この検討会は以降5年にわたり継続して開催され、2026年3月「危険物施設におけるスマート保安等に係る調査検討報告書」*4がとりまとめられました。
このような経緯から、1998年のセルフ給油解禁以来、安全管理の観点から、セルフ式サービスステーションの給油許可・監視は、人によって行われることが必須でしたが、2026年2月27日の法改正により規制が緩和され、一定の条件を満たした「自動制御装置」の導入が認められることとなりました。
*1 資源エネルギー庁「揮発油販売業者数及び給油所数の推移(登録ベース)」(2026/07/30)
*2 毎日新聞 車社会なのに…群馬でガソリンスタンド(SS)の廃業進む ゼロの自治体も(2025/05/24)
*3 総務省報道資料「危険物施設におけるスマート保安等に係る調査検討会報告書(令和3年度報告書)」の公表(2022/04/20)
*4 総務省報道資料「令和7年度危険物施設におけるスマート保安等に係る調査検討会報告書」の公表(2025/03/25)
参考:総務省消防庁 危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令(案)等に対する意見公募の結果及び改正省令等の公布顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所における条件付自動制御装置の導入に係る規定の整備(2026/02/27)
参考:消防危第16号 危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令の施行について(1998/02/25)
■AI自動給油許可監視システム「AiQ PERMISSION」概要 / 特許第7584211号、特許第7648314号
「AiQ PERMISSION」は、AIがカメラ映像を解析し、セルフ式SSでの給油時の安全確認や不適切な給油の検知を自動化するシステムです。2018年から開発を開始し、技術基準適合確認試験合格後から複数店舗で実証実験中です。給油者や車の状態を捉えるカメラの映像をもとにAIが判定を行い、リスク行為がなければ給油許可を実行します。リスク行為を検知した場合は、従業員に警告または給油停止を行います。本システムは、セルフ式SSにおける省人化や従業員の高付加価値業務へのシフトを可能にするほか、ヒューマンエラーによる事故やトラブル防止など、より一層の安全確保につながります。
【システム稼働イメージ】
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61051/124/61051-124-fc0907f10474587c5dff888e3decbe63-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【「AiQ PERMISSION」導入によるメリット】
1.高い安全性の確保
「AiQ PERMISSION」は、給油許可を出した後も引き続き監視を行います。例えば、給油開始前、給油中に関わらず火気の検知を継続するなど、人のみでの監視より高い安全性を確保できます。
これまで複数店舗で実証実験を実施し、規模やレーン配置構成、カメラ設置条件など、タイプの異なる店舗にて対応できることを確認しています。
さらに、積雪地域でも検証を行い、肉眼では視認性の悪化する条件下でも安定した運用が可能であることを実証しました。
- 通常SS
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61051/124/61051-124-6b33da8a7c2560c41cbd2904165fe355-1042x652.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- 積雪地域SS
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61051/124/61051-124-1b9d72a5fc0601fc172a9f8e885c22a4-844x476.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2.人による常時監視が不要で業務効率化
AIによる自動給油許可監視システムにより、給油許可の確認作業を自動化します。従業員は、AIがリスク行為を検知したときのみの対応となり、より生産性の高い他業務に従事することが可能となります。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=zsvImuKS4W8 ]
■AI自動給油許可監視システム「AiQ PERMISSION」の展開について
法規制への準拠・技術適合確認試験合格2024年のAI自動給油許可監視システムの実証実験において、「AiQ PERMISSION」は、実施可能条件となる、危険物保安技術協会(KHK)*5による実証機の技術基準適合確認試験に合格しています。合格以降はセルフ式SSにおいて、実証機による実証実験が続けられてきました。
危険物保安技術協会(KHK)による条件付自動制御システムの試験確認の開始
2026年4月1日より、危険物保安技術協会(KHK)は、実証機において現在実証実験中のシステムの運用及び管理体制等が適切に構築され実用に適していること、条件付自動制御装置を使用した監視システムに求められる仕様及び機能等が備わっていることを確認するための試験確認業務が開始*6されています。
「試験確認証明書」取得後の展開
「AiQ PERMISSION」は、改正後の関連法令に準拠した実装機でこの試験に合格し「試験確認証明書」を取得、近日中に全国のSSでの展開を予定しています。
*5 危険物保安技術協会(KHK):https://www.khk-syoubou.or.jp/
*6 危険物技術保安協会 顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所における条件付自動制御装置を使用する監視システムの試験確認業務の開始(2026/04/01)
■株式会社ELEMENTS 代表取締役社長 兼「AiQ PERMISSION」事業責任者 長谷川 敬起(はせがわ・ひろき)より
人手不足や後継者不在による過疎地のSS閉業・営業時短は、社会インフラにおける大きな課題です。「AiQ PERMISSION」は、この構造そのものを変えるために生まれました。AIが監視と許可判断を担うことで、スタッフはモニター監視から解放され、洗車・接客・提案販売といった、お客様との関係を深める仕事に時間を使えるようになります。採用が難しい地域でも店舗を維持でき、来店されるお客様の満足度も、店舗の収益性も同時に高まります。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61051/124/61051-124-6fdc74d0dbeba42293a008812a4f8cd4-800x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
長谷川 敬起(はせがわ・ひろき)
AIが代替するのは「人の仕事」ではなく、「本来、人がやる必要のなかった業務」です。
いま必要なのは人手不足の対症療法ではなく、業務の再定義です。
SS運営者の皆さまにお約束したいのは、これは単なる省人化ツールではないということです。スタッフ一人ひとりがお客様の顔を見て、誇りを持って働ける店舗に戻す--その手段としてのAI。一軒でも多くのSSが地域に残り続け、日本のエネルギー供給が安定化する未来のために、私たちは走り続けます。
<略歴>
慶應義塾大学大学院理工学研究科電子工学専攻修士課程修了。PwCコンサルティング株式会社を経て、株式会社ドリコム入社。ゲーム事業、教育事業を統括を経て取締役就任。2016年11月、株式会社ELEMENTS入社。事業子会社である株式会社Liquid代表取締役に就任(現任)。2024年4月、株式会社ELEMENTS代表取締役社長に就任。
■コスモ石油マーケティング株式会社より
コスモ石油マーケティングは、SSを地域社会を支える重要な社会インフラの一つと位置づけ、その持続可能性の確保と新たな価値提供に向けた取り組みを推進しています。これまでにも、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンとの複合型店舗の展開や、SS跡地の有効活用などを通じて、SSの役割拡張と可能性の創出に取り組んでまいりました。こうした取り組みの一環として、このたび、AIを活用した給油許可支援システム「AiQ PERMISSION」を、ELEMENTSと共同で開発しました。本システムは、安全性を最優先としながら給油許可業務をAIが支援することで、店舗運営の効率化および事業継続性の向上に貢献する仕組みです。
特に、人手不足が深刻化する地域においては、本システムの導入が持続可能なSS運営を実現する有効な手段の一つになるものと考えています。
今後もコスモ石油マーケティングは、安全性と利便性の両立を追求しつつ、地域に根ざしたSSの新たな価値創造に挑戦し、地域社会の発展に貢献してまいります。
■株式会社ELEMENTSについて
所在地:東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3 5階代表者:代表取締役社長 長谷川 敬起
証券コード:東証グロース市場 5246
設立:2013年12月
事業内容:生体認証・画像解析・機械学習技術を活用した個人認証ソリューション、衣食住における個人最適化ソリューション、個人情報を管理するクラウドサービスの開発・提供
Webサイト: https://elementsinc.jp/
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