ServiceNow、組織全体で自律型AIを稼働させるリアルタイムデータ基盤を発表
配信日時: 2026-05-08 13:30:00
Context Engine、Autonomous Data Analytics、Workflow Data Fabricが自律型AIのアクションに不可欠な、ガバナンスの効いたライブデータを提供
※本資料は、2026年5月6日(米国時間)付けで米国ServiceNow, Inc.が発表した報道資料の抄訳版です。
ビジネス変革のための”AIコントロールタワー”であるServiceNow(NYSE: NOW)は本日、ServiceNowの年次カスタマー・パートナーイベントである「Knowledge 2026」において、リアルタイムかつガバナンスが確保された企業データをもとに自律型AIの力を最大限に引き出す、新たなデータ機能を発表しました。この発表は、エンタープライズAIの活用を阻んできたシステム間のデータサイロ問題を解消し、自律型AIが必要とするリアルタイムの情報活用、業務実行、そしてエージェントのガバナンス管理を実現します。
ほとんどのエンタープライズAIが失敗する原因は、モデルに欠陥があるからではありません。データがサイロ化されたシステム間に分散しているため、AIエージェントがアクションを起こすべきまさにその場所でガバナンスが効かず、実行ではなく提案にとどまる、表面的な判断しか生み出せないためです。ServiceNowの「Context Engine」と「Autonomous Data Analytics」は、組織全体のあらゆるシグナル(資産、ワークフロー、人材、ポリシー、運用履歴など)からデータを抽出し、CMDB、ワークフローデータ、データ分析から得られた知見、および外部システムを統合するセマンティックレイヤー(意味的統合層)を適用することで、この構図を打破します。これにより、AIのあらゆる意思決定をリアルタイムの運用コンテキストに基づかせることが可能になります。Context Engineはシステムの動作履歴から継続的に学習するため、そのインテリジェンスはワークフローごとに蓄積され、実行回数が増えるほどAIの精度は向上します。
ServiceNowのデータおよびアナリティクス担当EVP兼ゼネラルマネージャーであるガウラヴ・レワリ(Gaurav Rewari)は、次のように述べています。「AI競争を勝ち抜いている組織は、信頼できるコンテキスト化されたデータを、ビジネスを運営するワークフローに直接取り入れることで、チームやAIが自信を持って行動するための洞察を提供しています。それこそが、ServiceNowの姿です。洞察があらゆるワークフロー、あらゆるトランザクション、あらゆる意思決定と融合し、それぞれが次のアクションを動かすインテリジェンスを蓄積していくプラットフォームなのです。」
AI時代のインテリジェンス
Context Engineは、エンタープライズAIが必要とする深いコンテキストとガバナンスを提供します。組織内のあらゆる人材、役割、資産、サービス、ポリシーをリアルタイムでマッピングし、実際の業務フローに深く組み込まれているからこそ得られる「組織固有のビジネスコンテキスト」をAIに与えます。このContext Engineに信頼できるビジネスロジックを供給するため、ServiceNowは「Autonomous Data Analytics」の新たなビジョンを発表しました。最近買収したPyramid Analyticsのイノベーションを活用することで、あらゆるユーザーやAIエージェントが自然言語で組織全体のデータ資産に問い合わせ、安全で的確なインサイトを即座に受け取ることが可能になります。
不整合な台帳管理(あるいは管理自体が存在しない)が行われている数十もの分断されたシステムや、AIエージェントではなく人間のアナリスト向けに設計されたガバナンスプロセスが、アドバイスはできてもワークフローの実行・完結には至らないAIを生む要因となっています。ServiceNowは、仕事が行われるプラットフォームを離れることなく、データの発見、ガバナンス、自律的なアクションを連携させる3つの機能によって、この課題を解決します。
Autonomous Data Governanceは、データ資産を継続的に監視し、品質違反を自動的にフラグ立てします。これにより、セキュリティやプライバシーに関するポリシーをリアルタイムで適用できるようになり、手作業を行うことなく、AIワークフローに供給されるデータが常に定義された基準を満たすよう支援します。そして、Workflow Data Fabric with ServiceNow Ottoは、自然言語による体験を通じて、これらすべてをあらゆるユーザーが利用できるようにし、キュレーションおよびガバナンスの効いたデータ資産の作成を段階的にガイドします。
ServiceNow Data Catalogは、自動化された発見、リネージ(系統)追跡、および共有ビジネス用語集を通じて、組織のデータ資産全体にわたるエンドツーエンドの可視性を提供します。この基盤は既存のデータカタログと統合されるため、組織は既存のシステムを置き換えることなく、より迅速な発見、より深いコンテキスト、そしてより広範な活用を実現できます。その結果、データがどこに存在していても、データ資産全体に対してガバナンスの効いた単一のレビューを得ることが可能になります。
エージェンティックAIを高速化・高精度化するリアルタイムの実行力
エージェント型のワークロードがリアルタイムのアクセス、長期的な保持、そして分析の柔軟性を求める中、ServiceNowは、ServiceNow AI Platformのネイティブな高性能データベースである「RaptorDB Pro」を拡張しています。
Live Performは、これまでRaptorDB Proの普及を後押ししてきたパフォーマンスとスケーラビリティの強化をさらに発展させ、分析処理をエージェント型ワークロードの規模に対応させます。これら3つの機能を支えるアーキテクチャ上の革新は、RaptorDB Proのエンジンにあります。同一のデータベースが運用ワークロードと分析ワークロードの両方を同時に処理するため、パフォーマンスの妥協も別途インフラの構築も不要で、リアルタイムの洞察を提供します。Live Connect機能は、Pyramid Analyticsや「Workflow Data Network」内の他のアナリティクスプロバイダーに対し、パイプラインやデータコピー、遅延なしにServiceNowのライブ運用データへの直接アクセスを提供します。Live Archiveは、低コストで効率的なストレージから履歴データとライブデータを一括してクエリできるため、長期的なコンプライアンスとリアルタイムのパフォーマンスをトレードオフなく両立できます。さらに、RaptorDB Proはグラフデータや時系列データのマルチモーダル処理をネイティブにサポートし、製造、ヘルスケア、重要インフラなどの分野における複雑なコンテキストモデリングや新たなユースケースの実現を強力に支えます。
Workflow Data Fabricは、この実行レイヤーを組織全体のデータ資産へと拡張し、ベンダーロックインを回避しながら、組織が最適なデータ管理パートナーを柔軟に選択できるようにします。ServiceNowは「Workflow Data Network」を通じて、データ品質、データオブザーバビリティ、データセキュリティおよびプライバシーの各分野を網羅するパートナーへとエコシステムを広げています。これにより、各パートナーのソリューションから得られる豊富なコンテキスト・インテリジェンスをワークフローに直接反映させることが可能になり、アクションが必要なまさにその場所で、データ品質やオブザーバビリティの健全性指標、機密データの分類、ガバナンスポリシーを提示できます。新たな「Workflow Data Network Partner Passport」は、調達プロセスをシームレスにします。顧客は既存のData Fabricクレジットを使用して、IBMやBoomiをはじめとする認定パートナーの対象ソリューションを有効化および利用でき、データ、AI、ワークフローを単一の商取引契約に統合できます。
あらゆるエージェントとデータを対象としたエージェントガバナンス
エージェンティックAIの採用が加速するにつれ、新たなガバナンスの空白が広がりつつあります。AIエージェントが、中央での監視も承認ワークフローも監査証跡もないまま、外部サービスやMCP(Model Context Protocol)サーバー、データソースに接続されているという現状です。従業員による機密システムへのアクセスを厳格に管理していたとしても、多くの場合、自社の代わりに行動するエージェントには同等の管理が及んでいないのが実情です。
ServiceNow MCP Registryは、企業向けのプライベートなModel Context Protocolレジストリです。オープンソースのMCP Registry APIをベースに構築され、ServiceNowのAI Control Towerを通じて管理されるこのレジストリは、開発者に対して承認済みMCPサーバーの信頼できる社内カタログを提供します。エージェントは審査済みのリソースのみを検出・接続でき、アクセスの時点で制御が強制されます。
GitHub、Box、Zoomは、MCP Registryの初期パートナーです。パブリックレジストリがオープンなコミュニティでの共有・探索を目的とするのに対し、ServiceNow MCP Registryはエンタープライズコントロールを目的としています。エージェントが広範なシステムアクセス権を持ち、重大な意思決定を行う場面において、これは本質的な違いであり、企業は従業員に課すのと同じ基準と責任をAIエージェントにも適用できるようになります。MCP Registryは、同じく本日発表の新しいServiceNow AI Gatewayを補完するものです。AI Gatewayは、エージェント型ワークロードのリアルタイム制御を提供し、ガバナンス、オブザーバビリティ、セキュリティを通じて、あらゆる外部AIシステムを完全に把握・監視できる環境を実現します。
ServiceNowのデータ機能に関する顧客のコメント
PayPal
PayPalのプリンシパルプラットフォームアーキテクトであるマシュー・クリッツァー(Matthew Kritzer)氏は、次のように述べています。「これは単なるデータベースの移行ではありませんでした。自信を持ってパフォーマンス重視の拡張を実現し、ビジネスパートナーからの信頼と投資を取り戻すための基盤となる取り組みでした。年間1兆ドルを超える決済量を扱う企業として、ServiceNow AI Platformはビジネスそのものと同様に高速かつ堅牢でなければなりません。現在、Case Management、Cloud Discovery、SecOps、そしてNow Assistを、かつて想像することしかできなかった規模で稼働しています。データベースタスクは2倍高速化し、最も長時間かかっていた処理は5倍速くなりました。ServiceNowは私たちのエンタープライズAIおよびオートメーション戦略の重要な柱となっています。」
Zespri
Zespriのデジタルオペレーション責任者であるティム・ロイド(Tim Lloyd)氏は、次のように述べています。「私たちにとって、ServiceNow PlatformとそのAI機能の価値は、基幹業務システムの置き換えではなく、人々の働き方にあります。それは、当社のERPや運用プラットフォームにまたがるデジタルワークフローレイヤーです。Workflow Data Fabricを活用することで、それらのシステム間のデータをリアルタイムに接続し、アクションを起こすことができるようになり、従業員のコラボレーション、タスクの自動化、そして問題の迅速な解決を支援しています。従業員体験と実行効率への注力は、当社のグローバルビジネス全体に実質的な運用のメリットをもたらしています。」
提供時期
- Workflow Data Fabric with ServiceNow Otto: 提供開始済み
- ServiceNow Data Catalog: 提供開始済み
- Autonomous Data Governance (オブザーバビリティ、品質、およびプライバシー): 2026年後半を予定
- RaptorDB Pro - Live Connect (SQL API): 提供開始済み
- RaptorDB Pro - Live Archive: RaptorDB Proにて提供開始済み
- RaptorDB Pro - Live Perform: 提供開始済み
- ServiceNow MCP Registry: Innovation Labを通じて提供開始済み。A2A(Agent to Agent)エージェントカードのサポートは年内を予定
- Workflow Data Network - Partner Passport: 2026年後半を予定
以上
ServiceNowについて
ServiceNow(NYSE: NOW)は、ビジネス変革を支える“AIコントロールタワー”です。ServiceNow AI Platformは、あらゆるクラウド、モデル、データソースと連携し、企業全体の業務フローを統合的に管理・自動化します。レガシーシステム、部門ごとのツール、クラウドアプリケーション、AIエージェントを一つにつなぎ、ビジネスのあらゆる領域で「インテリジェンス」と「実行」を結び付ける統合基盤を提供します。年間1,000億件以上のワークフローがプラットフォーム上で稼働しており、ServiceNowは分断されたオペレーションを連動した自律型ワークフローへと進化させ、確かな成果につなげています。ServiceNowがどのようにAIを人々の働き方に活かしているかについては、www.servicenow.com をご覧ください。
(C) 2026 ServiceNow, Inc. All rights reserved. ServiceNow、ServiceNowのロゴ、Now、その他の ServiceNowマークは米国および/またはその他の国におけるServiceNow, Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名と製品名は、関連する各会社の商標である可能性があります。
一般のお問い合わせ先
ServiceNow Japan合同会社
Tel: 03-4572-9200(代表)
お問い合わせフォーム: https://www.servicenow.com/jp/contact-us.html
PR TIMESプレスリリース詳細へ
スポンサードリンク
「ServiceNow Japan合同会社」のプレスリリース
スポンサードリンク
最新のプレスリリース
- 高中正義 SUPER TAKANAKA LIVE 2026-2027 開催決定!!05/08 17:30
- 木耐協「耐震技術認定者講習会」eラーニング版第2期受講申込み開始!05/08 17:20
- 選挙支援ソーシャルビジネス「Next Democracy」が始動05/08 17:15
- 代官山に「MARTE」旗艦店オープン、感性を刺激する新たな空間05/08 17:09
- 【ルイ・ヴィトン】「トラベルブック」シリーズに「ベルリン」が仲間入り05/08 17:09
- 最新のプレスリリースをもっと見る
