明治大学宮下芳明教授と共同研究を開始
配信日時: 2025-01-31 10:10:00
デジタルやAI技術を活用し、新しい“食体験”の創造に取り組む
アサヒグループジャパン株式会社(本社 東京、社長 濱田賢司)は、明治大学(東京、学長 上野正雄)総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮下芳明教授と新しい食体験の創造に取り組む共同研究を開始します。デジタルやAI技術を駆使することで、食にまつわるココロとカラダと環境による制約からの解放を目指します。
従来の食品の開発は、大量生産と均一化された味わいが主流である中、多様な価値観が尊重される現代において個々の味覚や栄養ニーズを把握し、新しい「食」のあり方について3つの視点で共同研究を開始します。
■罪悪感のない「食」の実現
「好きなものを食べたいけど、健康が気になる」といったジレンマの解消に取り組みます。健康上の理由で我慢していた食べ物でも、罪悪感なく楽しめる技術の開発に取り組み「好きなものを好きなだけ食べても健康になる」という、これまでにない「食」のあり方を提案します。
■新しい食体験の創造
デジタルやAI技術を活用し、既存の食材や味の概念にとらわれず、これまで体験したことのない新しい味わいを開拓し、お客さまの「おいしさ」の幅を広げることに挑戦します。「食」を通じて新たな感動や発見を創造し、お客さまにワクワクする食体験を提供します。
■一人一人に寄り添った「おいしさ」の実現
従来のマスを対象とした食品開発を超え、一人一人の食の可能性を広げる取り組みに挑戦します。例えば、閉店してしまった名店の味わいや思い出の味など、口にすることが難しくなっていく味わいを、デジタルやAI技術を活用し「食」を体験できる世界を目指します。
本研究では、個人の食生活を豊かにするだけではなく、食品ロス削減や環境負荷低減など、持続可能な社会の実現にも貢献し、「食」を通じた新しいコミュニティの形成や健康増進の貢献に取り組みます。食の未来を大きく変え人々が健康的で豊かな食生活を楽しめる“食の My New World”を目指します。
アサヒグループは、新たな事業分野の開拓やAI技術の活用などを推進するため、Future Creation Headquarters(以下「FCH」)を2023年1月に創設しました。これまで、介護・看護事業者向け口腔状態評価アプリ提供や宇宙ビジネスへの投資など、既存事業とのシナジーの創出に取り組んでいます。
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